郷土館日誌
石こうデッサン教室
昨日と今日の2日間、アトリエ平通で石こうデッサン教室を開催しました。
講師は毎年ご指導いただいている洋画家の塚本龍先生です。
塚本先生から、最初にイーゼルの置き方や姿勢、顔の間隔や鼻の角度を測る差し棒の使い方、木炭紙の説明、そしてデッサンの大切さのお話があり、照明を消して自然の光線の中でデッサンがスタートしました。
絵は輪郭(線)で描くのではなく、明るさと暗さ(明暗)だ描くというデッサンの基本に基づいて、2日間とも2時間休憩もされず、集中して取り組まれていました。
塚本先生も熱意をもって一人一人に見本を示しながら丁寧にアドバイスや指導をされていました。
最後に全員の作品を並べて、塚本先生から講評がありました。
皆さんの絵画への向上心がひしひしと伝わってきた石こうデッサン教室でした。
川西市文化財ボランティアガイドの会
昨日、高齢者大学大阪府民カレッジ豊能校の約30名の皆さんが来館されました。約1時間の見学では2グループに分かれて、5人の「川西市文化財ボランティアガイドの会」の皆さんが案内されました。
旧平安邸や鉱山資料室
旧平賀邸・平安製錬所跡・ミューゼレスポアールなどを分かりやすく丁寧に説明されていました。
文化財ボランティアガイドの皆さんは毎月の例会や現地を訪れて研修を積まれ、川西市の歴史や文化財でご希望のポイント・コースを無料でガイドをされています。モデルコースには次のようなコースがあります。
Aコース 南部の古代遺跡(加茂遺跡等)をめぐる
Bコース 清和源氏発祥の地を訪ねる(多田神社等)
Cコース 多田銀銅山最後の製錬所跡(郷土館等)を訪ねる
Dコース “にほんの里100選”黒川を歩く
ガイドの申込など詳しくは、川西市市民環境部生涯学習課にお問い合わせください。
ブローチ作り教室「履かない靴屋さん」
本日、午前と午後、シャドーボックス作家の大橋禾苗さん、原妙子さんを講師に「履かない靴屋さん」というブローチ作り教室を開催しました。
講師の大橋さんと原さんが、一人一人の材料や道具類をすべて用意され、参加された方が靴の材料のツィードの好きな色やリボンの種類などを選べました。
少人数でアドバイスや質問もしやすく、和やかな雰囲気でかわいい靴のブローチ作りを楽しまれていました。
終わった後は、ミューゼレスポアールに行かれ、展示されている大橋さんのシャドーボックス作品についてのお話を聞かれ、とても満足されていました。
シャドーボックス ギャラリートーク
本日午前中、ミューゼレスポアールのシャドーボックス展会場で、作家の大橋禾苗さんによるギャラリートークを2部に分けて開催しました。
雨が降り天候がよくない中でしたが、越田川西市長、北上県議会議員も出席され、そしてシャドーボックス教室のお仲間やお知り合い、一般の方など60名を超えるたくさんの方が参加されました。
大橋さんは、ニューヨークでシャドーボックスを始められ、東京そして川西で、「シャドーボックスを芸術に」と36年間歩んで来られた道を、制作の仕方やそれぞれの作品に込められた思いを話されました。皆さんも熱心に耳を傾けながら、素晴らしい作品に見入っておられました。
会の後半には、ご子息の稿二さんがコロナ禍で元気をなくされた大橋さんを心配され明るくカラフル、ポップな原画を作られ、大橋さんが「元気が出る作品を」と再びチャレンジされたことなど話されました。
36年間のシャドーボックス人生の締めくくりとしたいと万感の思いで語られる大橋さんの姿に感動された方もたくさんおられたと思います。
特別企画展『光と影の立体アート シャドーボックス ~大橋禾苗 和と洋の世界~』は7月2日(日曜)まで開催しています。旧平安邸の蔵展示室では和のシャドーボックスを展示しています。ぜひご鑑賞ください。
新緑コンサート
本日、旧平安邸の座敷で新緑コンサートを開催し、約40名の方が参加されました。
演奏は「Inagawa Smaile Stars」(いながわスマイルスターズ)の5人の皆さんで、猪名川町や周辺地域の公共施設や高齢者施設で演奏活動をされています。
フルート(ピッコロ)・オーボエ(カホン)・クラリネット・チェロ・ピアノで、楽しいトークを交えながら楽器や曲について話をされながら、
「魔女の宅急便メドレー」「イエスタディ・ワンスモア」「モーツアルトミックス」など、子どもたちからご高齢の方まで親しめる曲を演奏され、皆さん楽しんでおられました。
平安邸の座敷から見える庭の木々の新緑を背に、元気が出る楽しいコンサートになりました。
新聞社、J:COMの取材がありました
本日、「シャドーボックス展」について新聞社とJ:COMのライブニュース生放送の取材があり、作家の大橋さんがインタビューを受けられました。
取材されたアナウンサーの方も、シャドーボックスの作り方を聞かれ、重厚感あふれる芸術作品やコロナ禍の中で元気が出るようにと作られたカラフルでポップな作品を見られて、感嘆の声をあげながら大橋さんに色々と質問されていました。その内容はぜひライブニュースをご覧ください。
ライブニュースは本日14時生放送、以後17時、20時30分、22時30分に放送されます。地域情報アプリ「ど・ろーかる」では、ライブニュース宝塚・川西で今日のインタビュー番組が1週間毎日放送されます。ぜひご覧ください。
おはなし会
昨日の大雨から天気も回復して、今日は旧平安邸の座敷で「おはなし会」を開催し、約30名の方が参加されました。
語り手は「川西おはなしの会ひばり」の皆さんで、今年で14回目になる歴史ある会で
「ひなどりとネコ」「びんぼうこびと」「あたしがテピンギー この子がテピンギー、わたしたちがテピンギー」など日本や外国の昔話など6つのおはなしを、お一人お一人がすべて覚えて語られるストーリーテリングで、
感情豊かに表現され、ユーモアあるおはなしに笑いもあって、おはなしの世界に引き込まれていきました。
途中には、わらべ歌を一緒に謡いながら、体を動かし、リラックスする時間もあり、楽しい時間が過ぎました。
トライやる 第2週目
今週のトライやるは東谷中と明峰中の合同でした。今日は大雨警報でなくなりましたが、3日間生徒たちは気持ちのいい挨拶やてきぱきした行動でよく頑張りました。
初日、郷土館やシャドーボックスについて学んだ後、来館された先生に早速説明。
2日目、午前はミューゼへの通路の手すりのペンキ塗り。
午後は下財・山下の町歩き。地域の歴史家の方に昭和十年代の町のようすや青面金剛の石塔、カラミの塀、防火用の地下水路などくわしく教えていただきました。
3日目、午前は城山に登って獅子山の城あとや土塁、堀切などを見学。
午後は蓄音機の話を聞いて、実際に針を落として当時のレコードを聞きました。
最後は職員へのインタビューと訪問された先生を案内。
今日の最終日は、楽しみにしていたシャドーボックスの大橋さんのお話や体験がなくなって残念でしたが、トライやるで学んだことをまたこれからの生活に生かして頑張ってくださいね。
トライやる最終日 シャドーボックス体験
今日はトライやる最終日。川西中学校の生徒たちは、真面目に責任をもってとてもよく頑張りました。花壇の手入れや水まき、蓄音機体験、山下・下財町のまち歩き、園芸教室の準備・寄せ植え体験、シャドーボックス体験といろいろな体験に生き生きと取り組んでいました。
今日は、シャドーボックス作家の大橋禾苗さんとご子息の賢侍さんに来ていただいて、シャドーボックスのお話や作品製作のエピソードについて話していただきました。生徒たちも自分のお気に入りの作品を紹介して、質問にも答えてもらいました。
その後は実際にシャドーボックスを作る体験。
子どもたちでも簡単に切って重ねたら出来上がる、かわいいキャラクターの「ルキぼん」キットを使って作業開始。
カッターやハサミで各パーツをカットしていき、クッションのふくらみを作って、絵の奥からボンドで貼り重ねていきます。
大橋さんのアドバイスを聞きながら約1時間集中して取り組みました。
ついに完成すると生徒たちもニッコリでした。
「簡単なキットで作るのも大変なのに、大橋さんが作られたシャドーボックスの作品がどれだけすごいか分かりました」と言っていたのが印象的でした。
4日間あっという間でしたが、トライやるで学んだことをこれからの生活に生かしていってくださいね。
春の園芸教室
本日、午前と午後、郷土館恒例の園芸教室を開催しました。毎年春・秋・冬に季節に合った寄せ植えづくりをしています。
講師は、兵庫県多可町で森のお花屋さんを営まれている齋藤安男さんです。
斎藤さんは、花の植え方や手入れの仕方などを丁寧に指導してくださり、一人一人の仕上げもしていただけるので、好評でたくさんのリピーターの方が参加されています。
今日は、初夏のあじさいやラベンダーを中心とした色とりどりの花を組み合わせた寄せ植えを作り、斎藤さんが一人一人の仕上げをしていただきました。
中身のつまった豪華な寄せ植えに、皆さんとても満足しておられました。
今回は、トライやるの生徒たちが朝から花や土の搬入や会場の準備、受付、案内、後片付けと、大活躍してくれました。
寄せ植えづくりも楽しそうに生き生きと取り組んでいました。