2021年6月の記事一覧

石こうデッサン教室

 24日(木曜)25日(金曜)の2日間、アトリエ平通で石こうデッサン教室を開催しました。洋画家の塚本龍先生を講師に10名の方が参加され、木炭でデッサンに取り組まれました。

 塚本先生から「デッサンは対象物をどう見るかという見方の勉強」「絵は線ではなく、光と影の明暗で描く」など奥深いお話があり、電気を消して自然の光線の中で、皆さんは2時間黙々と集中して取り組まれていました。先生も回りながら一人一人に熱心にアドバイスされていました。

 参加された方は「とても勉強になりました」「難しかったけど、楽しかったです」「またチャレンジしたいです」などの感想を寄せてくださいました。

野鳥の写真展を終えて

 5月12日より6月20日まで開催した星吉憲さんの「野鳥の写真展」が終わりました。市内や近隣の市町から多くの方が来館され、色鮮やかな様々な野鳥の生き生きした姿や子育ての様子、餌を捕る瞬間などの写真を見られて、とても好評でした。
 写真を撮られるのに費やされた膨大な時間や様々な苦労、そして星さんの野鳥への思いが一枚一枚の写真から感じられたのではないでしょうか。星さん、ありがとうございました。

参観された皆さんの感想の一部を紹介させていただきます。

  • 素晴らしい野鳥の写真、楽しく見せて頂きました。粘り強く執念をもって臨まなければ、このような写真をとることできませんね。
  • カワセミと魚のショットがとてもすばらしかったです。
  • 今は双眼鏡で鳥を見つける事を練習中ですが、自分でも写真が撮れたらもっと豊かな人生に出来そうです。頑張るゾ―
  • 素敵な写真に子どもは自分も撮りたいと、パパに山に行きたいと言っています。こんな時なのでちょうど良い!夏休みには行ってみようと思います!
  • 今のこの時期、コロナで心も暗くなっていますが、星さんの撮られた鳥の写真を見ていやされました。また、星さんから説明をうかがい、鳥についていろいろ教えていただき、ためになりました。
  • 美しい羽の色、可愛いいしぐさ、決定的瞬間をとらえた生きるための営み、どれもこれも大変面白く楽しませていただきました。
  • 美しい鳥、鳴き声とともにありがとうございました。少しでも覚えて、山で見つけられるようになりたいと思いました。

夏仕立ての旧平安家住宅

 郷土館の旧平安家住宅の主屋には、三間が並ぶ六間どりのとても広い座敷があります。5月後半からこの六間を仕切るふすまや障子を外して、夏仕立てのよしずの建具に変えています。

 旧平安家住宅は今から約100年前の大正時代に建てられました。葦(よし)で作られたよしずの建具は、差し込む日差しを避けながら、風を通して涼しく感じられます。また、木造建築に合って風情があります。

 今のようにクーラーや扇風機のない時代に、夏の暑さをしのぐ工夫がなされています。暑い日が始まりましたが、古い和風建築の“涼”を感じにお越しください。