2021年9月の記事一覧

阪神地域オープンミュージアム 無料開放デーのお知らせ

 阪神地域では、10月1日(金曜)~3日(日曜)の3日間「オープンミュージアム無料開放デー」を開催します。阪神地域の美術館や博物館でアート・サイエンス、歴史・文学を満喫できます。なお、川西市郷土館は10月2日(土曜)が無料開放になります。

 郷土館では、今、秋の特別企画展Ⅰ「創(つくる)~旧平安邸に創り出す和みの世界」を開催しています。かがり松細工とあんどんの幻想的な灯り展、杉の木で精巧に作られた木製建築模型の日本の名刹展、歴史上の女性などを表現した創作人形展と、4人の作家の皆さんの見応えのある、オリジナルの「創」作物の展示です。
 また、アンケートにお答えいただくと、阪神北エリアオリジナルトートバックをプレゼントします。(数に限りがあります。なくなり次第終了いたしますのでご了承ください)ぜひ、お越しください。

あんどんの美しい灯り

 今日は、特別企画展の灯り展で34点のあんどんを提供いただいています吹田市の石橋さんが新作を持って来られました。来館された方にも案内をされ、あんどんの作り方や工夫されたことなどを話されました。
 平安邸の座敷に、あんどんとかがり松細工の灯りの幻想的な美しさが広がっています。

 あんどんの中で、次のような円筒形の灯りは横にあるものと取り換えて楽しんでいただけます。

 また、円形のあんどんは表と裏の絵柄が違いますので回転して見てくださいと、石橋さんがおっしゃっています。お楽しみください。

かがり松細工の灯りにちりめん細工の飾り

 3連休の最終日、今日もお子さんや家族連れの方など、たくさんの方が来館されました。特別展の作家の皆さんも、昨日、今日と展示用の資料などを持って来てくださいました。

 今日は、かがり松細工の灯りを制作された西村さんご夫妻が、灯りのそばに十二支やさるぼぼ、吊るし飾りなどのちりめん細工を設置して花を添えていただきました。

 かがり松の材料となったアカマツのチップや貼り合わせたものと懐中電灯が置かれています。懐中電灯の光を内側から当てると、マツの樹脂の部分が琥珀色に透けて見えます。試してみてください。

秋の特別企画展Ⅰ「創(つくる)」が始まりました

 特別企画展「創(つくる)」が今日から始まりました。台風が過ぎ去った後、青空も広がり、たくさんのお客さんが来られました。

平安邸の座敷に広がるあんどんとかがり松細工の美しい幻想的な灯り

杉の木の細かいバーツで精巧に作られた日本の名刹模型

蔵では歴史上の女性の優雅な姿や昔話の世界を表現された創作人形

 来館された皆さんは、4人の作家さんの手作りの作品にとても感心して見入っておられました。また、展示が大正時代に建てられた平安邸の雰囲気にあっていますねという感想も聞かれました。
 今日は、創作人形作家の川合さん、名刹模型作家の岸本さんが来られ、見学されている方に説明をされたり、質問に答えていただきました。

明日から秋の特別企画展Ⅰ「創」(つくる)が始まります

 明日18日(土曜)から、郷土館の秋の特別企画展Ⅰ「創」(つくる)が始まります。昨日、作家の皆さんと職員で展示の準備を行い、皆さんを迎える用意ができました。
 特別企画展「創」は、旧平安邸の主屋座敷と蔵展示室で3つの展示を行います。

灯り展 ~2人の灯り作家の織りなす幻想的な空間~

西村昇平さん(川西市在住)作の、樹脂の多いアカマツを薄くスライスした木片を貼り合わせて作られた、琥珀色に光る「かがり松細工」23点

石橋草人さん(吹田市在住)作の、着物地や帯地、和紙を使い、型枠からすべて手作りの、まるで絵画のような色とりどりのあんどん(行灯)34点

 お二人とも、たくさんの新作を出展くださいました。

〇日本の名刹展 岸本英夫さん(高槻市在住) 郷土館初登場

東寺の五重塔や宇治の平等院鳳凰堂など日本の名刹を細かな杉の木のパーツ等を貼り合わせ、組み立てて内部まで精巧に作られた木製建築模型10点

〇創作人形展 川合悦甫さん(能勢町在住) 郷土館初登場

紫式部やお市の方など歴史を彩った女性や、笠こ地蔵などの昔話の人形たちを、本体・結髪・着物、屏風や小道具まで手作りされた創作人形12点

 どの作品も、4人の作家の皆さんのオリジナルの創作物です。作品から伝わってくるぬくもりが旧平安邸に創り出す和みの世界を、ぜひご観賞ください。

アンケートにご記入いただき、受付にお持ちいただいた方には、匂い袋もしくは杉の木のコースターのいずれかをプレゼントします(なくなり次第終了します)。

おはなしの会

 今日は、旧平安邸の主屋座敷にて、川西おはなしの会ひばりの皆さんによる「おはなしの会」がありました。昨年は中止になりましたが、今年は6月から延期して、定員を20名にして12回目の会を開催することができました。
 川西おはなしの会ひばりは、小学校や保育所などでストーリーテリング(おはなしを語る)、絵本の読み聞かせ、詩やわらべ歌などを行っておられます。

 今日のおはなしは、「瓜こひめこ」「きつねのちょうちん」「びんぼうこびと」など日本や世界の昔話、創作の物語など7つのお話をされました。語り手の皆さん、それぞれのお話をすべて覚えられ、感情豊かにおはなしされ、参加された方も熱心に耳を傾けておられました。

 おはなしする人の声やぬくもりを通して温かい愛情を伝えたい。心豊かな子どもを育てていきたい。そんな会の方の気持ちが伝わってきた「おはなしの会」でした。

『彩りの道程』塚本龍 絵画展が始まりました

 本日11日(土曜)より、川西市市民文化賞を受賞(2004年)された洋画家 塚本龍さんの絵画展『彩りの道程』が、ミューゼレスポアール1階の展示室で始まりました。

 地元笹部や能勢町などの大地や自然の姿が力強く描かれた絵画の数々をゆっくりご鑑賞ください。絵画展は10月23日(土曜)まで開催しています。また、10月21日(木曜)22日(金曜)には郷土館で塚本先生を講師に「秋の郷土館を描く」という水彩画・油絵絵画教室を開催します。

 下の絵は、塚本龍さんが1975年に描かれた「在りし日の駅」(能勢電鉄の昔の笹部駅)で、能勢電鉄に寄贈され本社に飾られています。