2022年8月の記事一覧

ALTの先生方が郷土館へ

 夏休みの機会を利用して、川西市内の小中学校のALT(外国語指導助手)の先生方が、7月20日と8月25日の2回に分けて郷土館に来られました。
 暑い日差しが照りつける中、山下駅から歩いて来られての見学でした。
 まずは冷房のきい涼しいたミューゼレスポアールでデザインマンホール写真展や青木・平通画伯の絵画を見てもらいました。

 続いてアトリエ平通、洋館の平賀邸、和風建築の平安邸を日本語で案内し、お世話されているALTの先生が英語で分かりやすく通訳されました。

 平安邸では畳の座敷に座って、よしずの建具や南から吹き抜ける風に昔ながらの涼を感じていただきました。

 郷土館の見学を通して、日本の伝統建築や川西の歴史や文化に触れていただくことができていれば幸いです。暑い中、お越しいただいてありがとうございました。

猪名川高校生のインターンシップ(就業体験学習)

 先週17日(水曜)~19日(金曜)の3日間、県立猪名川高校2年生の4人がインターンシップ(就業体験学習)に取り組みました。
 1日目は緊張気味でしたが、昔の雨戸やガラス戸を開けるなど開館準備や植栽の整備。

 勾玉づくりの会場準備、ミューゼレスポアールの収蔵庫の清掃と頑張ってくれ、そしてお客さんの案内も初体験。

 2日目は慣れてきて、勾玉づくりの見学や手伝い、そして後片付け。お客さんにも詳しく説明できるようになりました。

 3日目は、アトリエ平通の絵画の入れ替え。収蔵庫から8枚の絵画を運び、絵画の並びも考えて、順に付け替えていきました。とても気を遣う作業でしたが、頑張ってくれたおかげでアトリエの絵画がすべて新しくなりました。

 最後は平安邸の座敷や廊下を雑巾できれいに拭いて美しくしてくれました。お客さんへの案内も工夫が見られ、さすが高校生でした。

 生徒たちは、3日間たくさんの仕事を責任もって真面目に頑張って、貢献してくれました。
 郷土館でのインターンシップがこれからの進路や職業について考えるうえで、少しでも役立ってくれれば幸いです。頑張ってくださいね。

J-COMのニュースに登場 旧平安邸とデザインマンホール写真展

 18日、J-COMのライブニュースの取材がありました。午前11時からのニュースで生放送で紹介され、午後から夜にかけてのニュースでも放映されました。
 前半は、大正期に建てられた旧平安邸の数寄屋造りなどの特徴について、主屋座敷を案内しました。松や欅の大黒柱や10メートル継ぎ目なしの松材の廊下、波打つガラスなどを紹介し、夏仕立ての建具や南から北に吹き抜ける風に涼しさを感じてもらいました。

 後半は、ミューゼレスポアールにて開催中のデザインマンホール写真を提供していただいている池上さんご夫妻のインタビュー。
 マンホール写真の魅力や、宮城県南三陸町のモアイ像のマンホールについてのお話があり(実際にモアイ像を見るためにイースター島にも行かれました!)

 豊中市で発見された古代のマチカネワニのマンホールには、豊中市出身のアナウンサーも「見たことあります!」と感動されていました。

 川西市のマンホールの実物の紹介もありました。このニュースは、1週間放映されているそうです。ご興味のある方はご覧になってください。

 デザインマンホール写真展も28日(日曜)までとなりました。
 先日は神戸新聞にも取り上げられ、遠方からも子どもさんと一緒にご家族で来館される方が増えています。
 お子さんの夏休みの自由研究にと、写真を撮られたり、マンホールカードについて調べられたりと、親子で楽しく忙しく見学されています。

夏休み 勾玉づくり教室

 18日(木曜)「夏休み勾玉づくり教室」を開催し、12名の小学生の子どもたちと保護者の方が参加されました。豊能町や宝塚市からの参加もありました。

 講師は市教育委員会社会教育課文化財担当の朝井さん、そして4人の文化財ボランティアガイドの皆さんに支援に入られました。

 初めに朝井さんから勾玉や作り方の説明があり、作業がスタート。保護者の方も3名勾玉づくりに挑戦されました。

 配られた石に鉛筆で勾玉の形を描いて、金やすりで線まで削っていきます。

 3種類の紙やすりを順に使って、磨いて磨いて、丸みをつけていきます。石の白い粉がいっぱいたまります。

 保護者や朝井さん、ガイドの皆さんに見守られ助けてもらいながら、子どもたちは集中して頑張りました。

 最後に、磨いた勾玉を水に付けて布で磨いていくとつやが出てきます。

 ひもを通すとできあがり。子どもたちはとてもうれしそうでした。できた勾玉を首にかけて見せてくれました。

 一生懸命磨いて作った勾玉。今年の夏休みの記念に、大切にしてくださいね。

先生方と平通画伯の絵画を入れ替えました

 先週5日(金曜)に、地域の東谷中学校・東谷小学校の新任の先生方が、郷土館で1日社会体験研修を行いました。午前中は郷土館の各建物を開錠しながら見学し、翌日の工作教室の準備を手伝ってもらいました。

 午後からはミューゼレスポアール2階展示室の絵画の入れ替え作業です。昨年は青木大乗画伯、今年は平通武男画伯の絵画です。大作で額も重い作品を外して箱に収納し、新しい作品を収蔵庫から運んで取り付ける、とても力のいる、神経を使う作業を一緒に頑張ってもらいました。

「アクロポリスの丘」「ミノコス」(ギリシャ)「トレド・サンマルタン橋」(スペイン)「パリの屋根」「冬の大山」の迫力ある5作品が新しく展示されています。来館された折はぜひご覧ください。

夏休み工作教室

 本日、2回目の夏休み工作教室を開催し、12名の小学生の子どもたちと保護者の方が参加されました。

 講師は宝塚医療大学講師の前田誠通先生で、今年は「電子部品を組み立てて電子楽器を作ろう」です。

 前田先生から制作の手順が詳しく書かれた資料が配られ、一つ一つ説明を聞きながら、いろいろな色のICの足を回路の台紙に通してつないでいきました。

 そして、コンデンサーや電気抵抗、電池ボックス、スピーカーなどを順にコードでつないで取り付けていきました。

 子どもたちには難しいところもあり、親子一緒の共同作業です。前田先生に質問・確認しながら、一生懸命最後まで頑張って作りました。

 苦労しながら作ったので、音が鳴った時は子どもたちも保護者の方も嬉しそうでした。その後鍵盤用紙に鉛筆で塗ってティッシュの箱に回路の台紙を入れて、いろいろな音を出して楽しみました。

 家に帰ってさらに工夫して、自分の電子楽器を完成させて音を楽しめたらいいですね。夏休みのいい思い出になってくれたらうれしいです。