2022年6月の記事一覧
石こうデッサン教室
昨日と本日、アトリエ平通にて「石こうデッサン教室」を実施し、定員10名の皆さんが参加されました。講師は、郷土館講座で昔からお世話になっている洋画家の塚本龍先生です。
初めに先生から「石こうデッサン」をなぜするのかについてのお話がありました。石こうをそのまま描きうつすのではなく、絵は線ではなく、面を光と陰、明るさと暗さで立体的に表現することが大切で、それが絵画の基本であることを話されました。
参加された皆さんは、絵画を描くことへの向上心を強く持っておられ、2日間とも2時間真摯に取り組まれていました。先生も、自ら手本を示されながら、一人一人に何度も丁寧にアドバイスや指導をされていました。
石こうの様々な面の光と陰を意識されながら、木炭で何度も何度も描いたり消したり、布でたたいたりしながら、立体像を仕上げられていきました。
最後に全員の絵を並べて先生から参加された方の努力に敬意を表されました。
秋の10月20日(木曜)21日(金曜)には恒例の講座「秋の郷土館を描く」(定員20名の予定)を実施します。ふるってご参加ください。
講師 釜本さん撮影の郷土館
本日、スマホ写真講座で講師をしていただいたphotographer釜本雅之さんが郷土館を撮られた写真です。ご鑑賞ください。
スマホ写真講座
本日、スマホ写真講座を開催し、定員20名の皆さんが参加されました。講師は昨年の秋に写真展「マクロの世界in笹部」や写真教室を開催していただいたphotographerの釜本雅之さんです。
初めに、釜本さんから写真の構図の原則や、人や花の撮り方(向き)、撮る姿勢などについて、ユーモアも交えてお話があり、その後は実技の時間になりました。
旧平賀邸の門や庭の苔、落ちている梅の実、入り口のバラ、室内のステンドグラス、暖炉、家具や電燈、
旧平安邸では電灯やよしずの建具、廊下や波打つ大正時代のガラス、庭のあじさいなど、
まず釜本さんが写真を撮って皆さんに見せられ、スマホの使い方や撮り方を分かりやすくアドバイスされました。
皆さんは釜本さんの写真に感嘆されながら、次々に質問され、意欲的に自分の考えた構図で写真を撮られて、とても満足されているようでした。
郷土館には大正時代の和風・洋風の建築物、庭や自然の風景など、写真撮影の素材がたくさんあります。季節によって趣のある風情も感じられます。また、イベントや講座に参加されたり、写真撮影やスケッチにお越しください。
篠笛 演奏会
本日午前11時より、旧平安邸において篠笛演奏会を開催しました。計画を立てながら、2年間コロナ禍のために開催できず、今回初めてできた演奏会でしたが、60名を超えるたくさんの方が参加され、とても盛況でした。
篠笛は、竹に穴を開けたシンプルな日本古来の横笛で、代表の浜瀬麻由子さんを中心とした「篠笛麻の会」の皆さんが、懐かしい「通りゃんせ」などのわらべうたや「さくらさくら」などの唱歌、「花笠音頭」などの民謡を演奏されました。
浜瀬さんのとても楽しいトークに場の雰囲気が和み、篠笛や吹き方の説明もあって、最後のお囃子では、篠笛の演奏に合わせて、ゲストの「西宮神社 若えびす 獅子舞保存会」の皆さんが獅子舞を披露され、獅子舞という伝統文化を守っていく大切さなどのお話もされて盛り上がりました。
和風建築の平安邸の雰囲気にぴったりと合った、懐かしい音色の篠笛演奏会に、お客様もとても満足しておられたように思います。
おはなし会
本日、旧平安邸において第13回「おはなし会」を開催しました。「川西おはなしの会ひばり」の皆さんが、30名のお客さんの前で7つのおはなしをされました。
マスクをされて話されるのは大変だったと思いますが、お一人ずつ「わたしとあそんで」「なら梨とり」「だめといわれてひっこむな」「マカトのたから貝」「小さなこげた顔」「ゆうれい井戸」「さんねん峠」という創作や日本、外国の昔話をお話され、途中わらべ歌を一緒に謡う時間もありました。
語り手の皆さんは、お話をすべて覚えておられ、感情豊かにお話されて、ぬくもりが伝わってきました。子どもたちにも聞かせたいと参加されたご家族の方もおられ、皆さん熱心に耳を傾け、拍手を送られていました。