2023年4月の記事一覧

第29回 花水木コンサート

 本日、川西ライオンズクラブ主催の第29回花水木コンサートが開催されました。昨年に続いて事前申込制で応募者が定員を大きく上回って抽選となり、午前・午後の部ともに約100名の皆さんが来館されました。

 今年は、初めにライオンズクラブの有志の方のサックスの演奏があり、

そして「サクソフォン カルテット トラットリア」の4人の皆さんの演奏が始まりました。

 バリトン・テナー・アルト・ソプラノと音色と音域の違うサックスのカルテット。楽器紹介もあり、カルメン幻想曲やタンゴ、ジャズ、なつかしの歌謡曲メドレー、情熱大陸などの多彩な曲を、素晴らしい演奏で披露され、あっという間に時間が過ぎていきました。

 最後には、スペシャルゲストとして、川西出身で国際的なトロンボーンのソロ奏者として活躍されている藤原功次郎さんが出演され、ソロでアメイジンググレースを、トラットリアの皆さんとコラボで演奏され、大いに盛り上がりました。

毎年郷土館で4月29日(祝日)に行われる、歴史と伝統ある花水木コンサート。多くの皆さんに楽しんでいただいています。

生活マナー教室

 本日旧平安邸の主屋座敷で「生活マナー教室」を開催しました。小笠原流礼法関西支部の十河菱眞先生を講師に、10年以上続いている講座です。

 今年は、まず古来から伝わる桃の節句や端午の節句など五節句についてその由来や飾り物、節句に込められた思いについて先生からお話がありました。

 続いて、おもてなしのお茶の入れ方、出し方、召し上がり方のお話があり、皆さんにお茶や和菓子が出され、おいしそうに召し上がられて楽しく過ごされました。

 後半は、紙を折って金子包みの奉書紙を作り、床の間への向かい方、飾られた手作りの端午の節句の飾りを説明されました。

 十河先生の楽しい、分かりやすいお話に引き込まれ、皆さんからは「昔から伝わるもの、かたちに込められた意味を知り、こころ遣いにふれることができてとてもためになりました」「人を思いやるこころを大切に丁寧に生きていきたいです」など感想を述べられました。

 薄れつつある日本の伝統文化。その一つである「礼法」や古来からの年中行事に込められた大切な「こころ」を学ぶ貴重な機会になりました。

スマホ写真講座「映える写真」を撮ろう

 本日午前中、スマホ写真講座を開催しました。あいにくの雨天でしたが、お客さんはスマホで「映える写真」の撮り方を学ぼうと積極的に参加してくださいました。講師は、写真展「マクロの世界in笹部」を開催していただいているphotographerの釜本雅之さんです。

 初めにアトリエで、写真撮影で大切な構図の1/3の法則、光と影を意識しての撮影、そしてタイミングについて、釜本さんが撮られた写真をもとに、分かりやすくユーモアを交えながら楽しく話され、皆さんも熱心に聞いて質問され、スマホ操作の方法を学ばれました。

 その後は、実技の時間。平賀邸の門とハナミズキ、

室内のステンドグラスや柱時計、客間やサンルーム、暖炉、

 平安邸では広い座敷での人の姿の撮り方や電燈など、釜本さんの撮られた写真を見てアドバイスを受けながら、自分で構図や光と影を考えて、次々と様々な写真を撮られていました。

 新たな視点でのスマホの写真撮影の方法を学ばれ、とても満足されているようでした。これからハナミズキの花や新緑が美しい季節です。また、ゆっくりと写真撮影に郷土館へお越しください。

子ども日本舞踊 さくらの会 ひなまつり

 

 本日午後、郷土館のひな人形展を締めくくる「子ども日本舞踊 さくらの会 ひなまつり」を開催しました。コロナ禍のために3年間実施できなかったのですが、4年ぶりの開催となり、今日は好天にも恵まれ、たくさんのお客さんが観に来られました。

 さくらの会は、平成20年創立され、平成22年より文化庁補助事業伝統文化親子教室として国の許可を受け、年間約20回の教室と年3回の発表会などの活動を行われています。郷土館では平成22年より開催(26年から川西市共催事業)してきた伝統行事です。

 大正時代に建てられた平安邸の座敷で、歴史あるひな人形の前で、子どもたちが日ごろのお稽古の成果を精一杯披露してくれました。最後にはスタッフのお二人が日本舞踊を披露されました。

 子どもたちのかわいらしく、そして優雅に舞う姿に、会場が柔らかな、温かい空気に包まれました。日本舞踊という日本の伝統文化にふれる貴重な機会となりました。