2022年5月の記事一覧

平通武男小品展が始まりました

 郷土館のミューゼレスポアール(美術館)には、川西ゆかりの青木大乗画伯の日本画と平通武男画伯の洋画を常設展示しています。

 昨年は「不二の美~青木大乗展」を、今年は5月24日より「平通武男小品展~在りし日のスケッチの旅~」を開催しています。
 大阪・能勢に生まれ、戦後川西に住んで日展に作品を発表し続けるなど、昭和から平成にかけて活躍した洋画家 平通武男画伯。

モンマルトル(パリ)

早春 於:大山

 小品は、画伯がヨーロッパや日本各地へ画題を求めて旅をした際、携行した小板に書き留めたスケッチで、帰国後、これらを元に大作として完成させた作品で、平成26年に寄贈されたものから35点を展示しています。

 ミューゼレスポアール第1展示室は6月28日(日曜)まで、旧平安邸蔵展示室は8月28日(日曜)までの開催です。
 今回、蔵展示室では、昨年ご親族から寄贈していただいた「海」という作品も初公開しています。

生活マナー教室

 本日、旧平安邸で「生活マナー教室」を開催しました。講師は小笠原流礼法 関西支部の十河菱眞さんで、今回のテーマは「冠婚葬祭でのマナー」でした。

 前半は葬儀での挨拶やマナー、金子包みや水引、渡し方、焼香の仕方などについて、後半は長寿や帯祝い、七五三、結婚披露宴など祝い事の由来やマナーのポイントについて、分かりやすく、楽しい話を交えながら、見本を見せられお話をされました。

 おもてなしの飲用である香煎を一人一人作って飲みながら干菓子をいただく時間もありました。

 最後に、皆さんから次々と自分の経験に基づいての質問があり、十河先生が一つ一つ丁寧に答えていかれました。冠婚葬祭でよく分かっていなかったことが分かったり、実際に役に立つためになるお話で、皆さんとても満足されているようでした。
 時代とともに冠婚葬祭のあり方も変化していっていますが、「マナーで大切なのは敬いの心、思いやりの心、慎みの心です」とおっしゃっていた十河先生の言葉が心に残りました。

春の園芸教室

 本日、午前と午後、恒例の「春の園芸教室」をアトリエ平通で開催し、あいにくの雨となりましたが、申し込まれた皆さんが参加されました。講師は、多可町の「森のお花屋さん」の斎藤安男さんです。

 初めに斎藤さんが見本の寄せ植えを作られるのを見て、皆さん感心されて自分の寄せ植え作りにとりかかられました。

 ピンクのあじさいを中央に、なでしこ、ブルーテージ、ガザニア、ベゴニア、ヒューケと色とりどりの花を植えていかれ、斎藤さんにも助けていただいて、春から初夏の季節にピッタリの素敵な寄せ植えが出来あがり、皆さん満足そうでした。

 次回「冬の園芸教室」は、12月9日(金曜)に午前と午後に開催する予定です。
 申し込みにあたっては電話が混み、つながりにくい状況でご迷惑をおかけしていますが、午後はつながりやすく、空いている場合は申し込みもできますので、ご理解をお願いいたします。

新緑が美しい季節になりました

 5月、新緑が美しい、すがすがしい季節となってきました。郷土館の裏にある城山や庭の木々の若葉の緑が目にしみます。

 大正時代の和風建築の旧平安邸や洋風建築の旧平賀邸、美術館のミューゼレスポアールなどの建物が緑の中で映えています。平賀邸の前のツツジの花も美しく咲いています。

 郷土館は、春は梅や桜、ハナミズキ、新緑、そして秋は紅葉と、自然の美しさを楽しめるところでもあります。写真撮影やスケッチにもお越しください。

第28回花水木コンサート

 4月29日(金曜・祝日)花水木コンサートが3年ぶりに開催されました。

 花水木コンサートは川西ライオンズクラブの主催で今年で28回目、郷土館で開催される歴史と伝統ある行事です。今回は、コロナ感染予防のため午前午後とも定員を各100名の申込制となりました。あいにくの雨で足元の悪い中でしたが、たくさんのお客様がお越しになりました。

 コンサートでは、木管五重奏団ROKKOの皆さんが、フルート・オーボエ・クラリネット・ファゴット・ホルンの楽器で、くるみ割り人形より「行進曲」などクラッシックから、「いとしのエリー」「アイデア」「六甲おろし」など親しみのある曲まで、楽しいトークを交えながら演奏されました。お客様も笑顔で話を聞きながら演奏を楽しまれ、アンコールもありました。

 また、ミューゼレスポアールの水彩画展に作品を提供していただいている吉岡充さんが午後来館され、たくさんの方が絵をご覧になり、吉岡さんの説明を聞かれ、質問もされていました。「移りゆくまちの歴史を描き遺す」精緻な鉛筆画と優しい水彩の絵画に、皆さん感心されながら見入っておられました。

 吉岡さんの水彩画展は5月8日(日曜)までです。8日午後、吉岡さんが来館される予定です。