2022年1月の記事一覧

和菓子作り体験教室 開催

 本日、午時1半より「和菓子作り体験教室」を開催し、定員の12名の方が参加されました。講師は、能勢電の山下駅前にお店がある「いな川本舗 上政」社長の上野和信さんです。オミクロン株による感染者が急増する中ですが、県や市の方針に基づいて感染予防対策をしっかりとって行いました。

 上野さんから一つ一つ説明を受け見本を見せてもらいながら、緑やピンク、黄、白の煉り切り、あんこや白あんなどの材料と、茶巾絞りの代わりのラップや木型を使って4種類の和菓子を作っていきました。

 4人グループで和気あいあいと楽しそうに作られ、冬の季節に合った寒牡丹、寒椿、梅一輪、水仙という4つの華やかな和菓子が完成し、皆さんとても満足そうでした。終わった後、早速平賀邸前の東屋でおいしそうに食べておられる方もありました。

 来年は、コロナ禍による制約なく、和菓子作りにチャレンジできればと願っています。

須磨張り子展・鉱山図屏風展 23日まで

 今日は朝から雪で郷土館もうっすら雪化粧。青空のもと、空気が澄んで美しく感じました。

 昨日で写真展「マクロの世界in笹部」が終了しました。来館された方からは「地元笹部の風景・自然を素晴らしいと思いました」「小さな小さなマクロの世界。一つ一つ愛を感じる写真でした」「釜本さんがおられ、説明もいただけて楽しめました」など、たくさんの感想が寄せられました。

 12月より開催しています須磨張り子展・鉱山図屏風展も残すところあと2日となりました。感想を書いていただいた方には、かわいい「首振り虎」のポストカードをプレゼント中です(無くなりましたら終了です)。
 感想には「張り子のかわいらしさと温かみにふれられてよいひとときを過ごせました」「張り子を見ていてとても楽しい気持ちになりました」「鉱山図屏風は昔の鉱山の様子が美しくち密に描かれていて勉強になりました」「女性もたくましく働いていたのがよく分かりました」などが寄せられていました。

 コロナの感染が急速に広がり心配な日々が続いていますが、感染予防対策には十分気を付けています。23日(日曜)まで開催していますのでお越しください。

旧平安邸に伝わる鉱山図屏風

 郷土館では、現在旧平安邸の主屋座敷で鉱山図屏風展を開催しています。六曲一双の大きな屏風は、江戸時代から昭和の初めまで銅の製錬を生業とされていた平安家に伝わる鉱山を題材にした立派な屏風です。
 井原西鶴の『日本永代蔵』には、婚礼の品として多田銀銅山の屏風を持たせたという話が載せられており、江戸時代に広まった題材のようです。ただし、平安家が多田銀銅山を描いたオリジナル品を発注したものか、一般的な鉱山を描いた既製品を購入したものかは定かではありません。

 左隻は鉱山での採掘の様子、右隻は鉱石の製錬の様子が描かれています。

 屏風絵は、鉱山で働く人たちの家や、間歩(坑道)に入っていく鉱夫、掘り出された鉱石を選ぶ作業を行う女性、指図する役人、鉱石などを運ぶ牛馬、鉱石を焼く焼窯、屋根に煙出しがついた吹屋での製錬の様子、カラミ(滓の鉱石)を谷に捨てる様子、硫黄分を含んだ煙で木が枯れてなくなっている山など、とても細かく丁寧に描かれています。
 鉱山図屏風展は、毎年この時期に約1か月間展示して公開しており、須磨張り子展とともに23日(日曜)まで開催しています。

新春を祝う会 コマ遊びと和太鼓 開催

 今日は、朝9時30分よりたくさんの方に来館いただいて「新春を祝う会」を開催しました。初めに、玄関前で水舞流和太鼓「羽衣」さんのふれ太鼓で始まりました。

 続いて旧平賀家住宅前に移動して和太鼓演奏。青空のもと、たくさんのお客さんの前で力強い和太鼓の音を響かせて、新春を祝う会のスタートを飾っていただきました。

 10時からはアトリエ平通にて、コマ愛好家の枇杷紘一郎さん・喜代子さんご夫妻による民芸ゴマのお話と実演会がありました。

 投げゴマや飛び出しゴマ、音が出るコマなど面白い仕掛けのからくりコマのお話と実演。子どもたちの体験もありました。最後には桃太郎と一寸法師のオリジナルの昔話にそって色々な変わったコマが登場しました。

ご夫妻のからくりゴマなどの実演やユーモアあふれる、分かりやすく、ためになるお話に、子どもたちも大人も引き込まれ、笑顔で楽しい時間を過ごすことができました。

 その後は、平安家住宅の中庭でコマ遊びの体験。子どもたちも保護者の方も熱心にコマ回しに挑戦されました。

 最後に、羽衣さんによる子どもたちの和太鼓体験もありました。そして、すばらしいチームワークで、力強い、しなやかな、舞うようなバチさばきの水舞流和太鼓演奏を披露していただき、皆さんから大きな拍手がありました。

 気持ちよく晴れ上がった青空のもと、100人を超す皆さんや子どもたちに参加していただき、新春を祝い、良き一年を願う会を行うことができました。

あけましておめでとうございます

 新しい年、令和4(2022)年が始まりました。郷土館は今日から開館し、玄関や掲示板を新春仕様にしてお客様をお迎えしています。

 現在展示中の張り子も今年の干支の寅が勢ぞろいです。張り子作家の吉岡武徳さんが1月3日の神戸新聞に紹介されました。

 今年こそ、落ち着いた穏やかな日常を取り戻していけるよう願うばかりです。職員一同、郷土館の文化財や環境を守り、様々なイベントや講座を企画・準備して、来館されるお客様に満足していただけるよう、精一杯頑張ってまいります。よろしくお願いいたします。
 早速、1月9日(日曜)午前9時30分より「新春を祝う会~コマ遊びと和太鼓~」を開催します。コマ遊びや和太鼓の体験もありますので、ぜひお子さんと一緒にご家族でご参加ください。