2021年3月の記事一覧

小さな和の世界展 作家の岸本先生が来館されました

 現在ひな人形展と同時に「小さな和の世界展」を開催しています。25日(木曜)午後、ミニチュアのおひな様や昭和の様々なお店の街並みを再現した和風ドールハウスを制作された、アトリエkinoe‐neの岸本加代子先生が来館されました。
 岸本先生は、来られたお客様の質問に答えられながら、おひな様や色々なお店について説明されたり、制作過程や苦労されたことなど様々なエピソードを話され、お客様も感心しながら熱心に聞いて、おひな様やお店の中をのぞき込んで楽しんでおられました。

 岸本先生には、「お店の中にある牛乳のふたの栓抜きがどこにあるか」など普通に見ていては気づかない、見逃してしまうことを教えてもらったり、ミニチュアの小さな小さな鉛筆で小さな紙に字を書かせてもらったりと貴重な機会もありました。次回は、4月9日(金曜)午後1時頃に来館されますので、ぜひお越しください。

バラボラが再開しました

 郷土館の旧平賀邸周辺の庭や通路沿いにはたくさんのバラが植えられていて、6月になると色とりどりの花が咲きます。毎月1回バラ・ボランティア(バラボラ)の方が世話をしてくださっています。昨年11月よりコロナによる緊急事態宣言や緊急耐震工事の休館でストップしていましたが、先日約5か月ぶりにバラボラがありました。

 バラの剪定や消毒、アジサイの植え替え、草抜き、枝垂れ桜の消毒などを職員とともにしてもらいました。今年も、きっとたくさんの美しいバラの花を咲くと思います。バラボラの皆さん、ありがとうございました。

ひな人形展・小さな和の世界展・青木大乗展 開催

 3月20日(土曜)より、旧平安邸の主屋座敷にて恒例の「ひな人形展」「小さな和の世界展」が始まりました。蔵展示室やミューゼレスポアールでは、川西ゆかりの日本画家、青木大乗画伯の「不二の美~青木大乗展」を開催しています。

 郷土館のひな人形は、2000(平成12)年に近くにお住いの西尾様から寄贈していただいたものです。幅4メートル、高さ1.8メートル、奥行き1.3メートルの大きな三段のひな壇の上に、大正期に作られた吹き抜けの「源氏枠」を持つ珍しい内裏びなや昭和初期の古今びな、元禄花踊り人形、市松人形など20点の人形と、琴・膳・茶釜、茶棚などの60点の道具類が豪華に並べられていて、とても優雅で見応えがあります。

 また、その隣には「小さな和の世界展~おひな様と昭和の街並みをミニチュアで~」の展示を同時開催しています。アトリエkinoe‐ne(キノエネ)の岸本加代子様と安田隆志様が制作された、1.5センチほどの小さなおひな様たちと、昭和の色々なお店の街並みを本物の12分の1のサイズで表現した和風ドールハウスを展示しています。店の中の本や食べ物、お菓子、生活雑貨なども12分の1のサイズでとても精巧に作られていて見入ってしまいます。懐かしい、あたたかな昭和の時代にタイムスリップするようです。また、建物の中にある「万博のポスター」や「小さな太陽の塔」も探してみてください。

 早速多くの方が来館されて熱心に観覧されました。「良かった」「感激した」「なつかしく昭和を思い出しました」「とても美しく、ひととき楽しみの世界を味わいました」などの感想を寄せてくださいました。4月18日(日曜)までの開催です。ぜひお立ち寄りください。

本日より開館しました

 耐震工事が終わり、今日から開館となりました。
 小雨のパラつくお天気にもかかわらず、朝から何人ものお客様がご来館くださいました。

 「前から郷土館がここにあるのを知っていたので、(初めて)来てみました。」と話してくださった10代の男性は、館内を興味深く丁寧に見学されていました。

 今、郷土館では、馬酔木、ミモザ、こぶしの花が見頃です。時折ウグイスが来ては、美しい鳴き声を楽しませてくれます。
 桜の便りは、もう少し後になりそうです。

3月16日より開館します

 1月25日より郷土館の旧平安家住宅において実施していました緊急耐震対策修繕が終了しましたので、来週3月16日(火曜)より郷土館を開館します。3月20日より開催の「ひな人形展」「不二の美~青木大乗展」は準備ができています。「小さな和の世界展」は3月20日(土曜)からになります。

 コロナウィルス感染症対策をしっかり行ってお客様をお迎えしたいと思います。ちょっと寄り道で、ぜひお立ち寄りください。

蓄音機が復活しました

 郷土館の旧平賀邸の客間には、旧平安邸に残されていた100年ほど前の大正時代の蓄音機が置いてあります。2年前から年に2度ほど蓄音機コンサートを開催し、平安家所蔵の、また寄贈していただいたSPレコードを聴いてもらっていました。

 この蓄音機が故障してしまっていたのが、この度修理されて復活しました。早速クランクを回し、ターンテーブルにSPレコードを置いて鉄製の針をつけてかけてみると、ホーンからレトロな雰囲気の素敵な音色が聴こえてきました。SPレコードは、クラッシック、タンゴ、当時の流行歌や童謡など様々なジャンルが100枚ほどあります。

 コロナの状況が落ち着いて開催できるようになりましたら、また皆さんに蓄音機コンサートを楽しんでいただけたらと思っています。