2020年10月の記事一覧

「関西文化の日」11月7日(土曜)は入館料無料です

 「関西文化の日」は、関西一円の府県の約410の美術館や博物館などの文化施設で、関西の文化を気軽に知っていただくために、11月の一定期間の入館料を無料(原則として常設展)でご利用いただく日です。11月14日(土曜)15日(日曜)他、各施設で無料の日が決まっています。詳細はWEBよりご覧ください。
 川西市郷土館は11月7日(土曜)が入館料無料となります。広い敷地の中に、大正期に建てられた和風建築の旧平安邸、洋風建築の旧平賀邸、美術館のミューゼレスポアール、アトリエ平通、銅の製錬所跡や資料館といった様々な施設があり、現在「能面展」も開催しています。
 大正ロマンの趣きが味わえ、ゆったり懐かしい時間を過ごせる郷土館に、ぜひお越しください。

バラボラ

  今日はバラボランティアの日でした。毎月第4火曜日にボランティアの方と一緒にバラや花壇の手入れをしています。平賀邸のまわりにはたくさんのバラが植えられ、毎年春と秋にきれいに咲きますが、この秋は夜に鹿が侵入して食べられるなど、残念ながらあまり咲いていません。
 今日は、ボランティアの方に寄贈していただいた新しいバラを植えたり、肥えた土や肥料を入れ、葉を消毒するなどの作業をしました。

 来年の春には、色とりどりのきれいなバラの花がたくさん咲いてほしいと願っています。

東谷中学校美術部の写生会がありました

 本日、秋晴れの空の下、東谷中学校美術部の生徒さんたちが写生に来られました。

 みなさん楽しそうに写生に取り組まれていました。
出来上がった作品は後日、ミューゼレスポアールにて展示予定となっています。詳細が決まり次第、ホームページでお知らせいたしますので、ぜひお越しください。

 郷土館の秋も、日に日に深まっています。

郷土館でスケッチ

 9月、10月は郷土館に2つのグループがスケッチに来られました。9月は大阪から切り絵グループの有志でつくる「月曜会」の皆さんが、10月は神戸新聞文化センターの「街角スケッチ講座」の皆さんです。

 両日とも青空が広がるいい天気となり、東屋やアトリエの方から旧平賀邸や、旧平賀邸のサンルーム前から旧平安邸を、黙々とスケッチ。講師の先生も一人一人の絵を見ながら助言されていました。

 スケッチのあとは彩色され、 最後には東屋に集まって描かれた絵の鑑賞会。講師の先生からの講評もあります。

 これから紅葉の季節となります。郷土館は、庭のもみじやハナミズキなどの木々、うらの城山が紅く色づきます。ゆっくり紅葉を楽しまれたり、静かなたたずまいの建築物を鑑賞いただき、またスケッチや写真撮影もいかがでしょうか。能面展も開催しています。

旧平安邸も衣替え

 ようやく涼しくなり、秋らしくなってきました。郷土館の旧平安邸母屋の建具を夏仕様から冬仕様に入れ替えました。
 水墨画の襖絵や庭に面した雪見障子、季節に合わせた掛け軸のかかった床の間などをじっくりご覧ください。

座敷に、秋のやわらかな日差しが差し込むようになってきました。

手前から「部屋」「仏間」「座敷」の順の眺めになります。

部屋をぐるりと囲む水墨画の襖絵は迫力があります。

座敷の雪見障子は横開きです。

部屋の雪見障子は上に開けます。それぞれの趣もお楽しみください。

秋の中の郷土館 オープンミュージアムの感想から

 本格的な秋となり、ハナミズキの葉も紅く色づき、大きなススキの穂が揺れる中、平賀邸や美術館ミューゼの建物が見えます。

 先日行われたオープンミュージアムで書いていただいたアンケートの感想を一部要約して紹介したいと思います。

  • 川西にこのようなミュージアムがあることは知らなかった。楽しく拝見した。
  • 様々な建物の歴史に思いをはせて、ゆっくりとした時間を過ごせた。
  • 色々なロケ地となっているので前々から来てみたかった。来てみてたくさんの展示があり、見応えがあった。
  • 銅製錬の歴史があったことを初めて知り、勉強になった。
  • 平賀邸のクラッシックな佇まいに感動。
  • 絵画や古い建築物、川西の歴史が知れ、能面も見れてよかった。
  • 和と洋のほっこりした空間でのんびりできた。
  • 能面をじっくり見たのは初めてでよかった。
  • 去年は能面制作の実演があったとのこと、その時に見に来たかった。
  • 青木・平通画伯の絵、素晴らしかった。ただ、照明はご一考を。映り込みが強く、ちゃんと見れなかった。
  • PR不足。あまり知られていない。
  • 新しい発見があり、心が落ち着く。季節を変えてまた来たい。

 郷土館は、自然の中で季節によって風情や趣のある風景が見られます。初めての方、これまで来られたことがある方も、お時間がありましたら、またお越しください。

盛況!オープンミュージアム 能面展 

  先日の2日(金曜)~4日(日曜)、「阪神地域オープンミュージアム無料開放デー」が開催され、郷土館は入館料を無料にした3日(土曜)をはじめ、3日間で130名を超えるたくさんの方が来られました。
 大正期に建てられた旧平安家住宅や旧平賀家住宅、美術館ミューゼレスポアール、銅の製錬所あとや鉱山資料館、そして現在開催中の能面展など、広い館内にある多くの見どころをゆっくりと見学されていました。職員も平安邸の案内を行いました。

 能面展では、能面作家の水越保治さんが制作された12点の能面が2つの蔵で展示され、制作過程も写真や資料で展示しています。檜の木を彫り、削りながら、型紙に合わせて目や鼻、口などの形を整え、磨き、彩色していく細かな作業をとても長い時間をかけて制作された見事な能面と、能面の表情に秘められたものに、来館された方は引き込まれるように見入っておられました。会場に来られた水越先生に質問され、説明を熱心に聞かれていました。今後、水越先生が来館される日時は、ホームページのトップページでお知らせします。

 来館された方にはアンケートに協力していただき、かわいい子どものイラストが載ったオリジナルトートバッグをお渡ししました。市内や阪神地域、神戸や大阪方面などからお越しいただいた皆様、ありがとうございました。季節によって風景や趣きが変わり、様々な催しがある郷土館に、またお越しください。お待ちしています。