2020年11月の記事一覧

臨時休館の日程のお知らせ

 本日、伊丹健康福祉事務所の指示により、12月7日(月曜)まで臨時休館とすることが決まりました。残念ではありますが、現在開催している「能面展」は終了し、12月5日(土曜)から開催する予定でした「須磨張り子展」と「鉱山図屏風展」は延期になります。開催日程が決まりましたら、ホームページにてお知らせします。

当面の間 臨時休館します

 新型コロナウィルス感染症の拡大防止のために、当面の間、郷土館を臨時休館とします。今後の開館につきましては、郷土館のホームページにてお知らせしますのでご確認ください。

秋映えの郷土館

 およそ102年前に建てられた、和風建築の旧平安邸と、洋風建築の旧平賀邸。
 大正ロマン溢れる建物とともに、秋映えの景色をお楽しみください。

旧平安邸中庭から城山を望む

旧平安邸外観と、秋の空

ミューゼレスポアールへと続くスロープからの秋景色

高さ3メートほどに成長した「皇帝ダリア」。威風堂々、秋風に揺れて

夕日に照らされた、紅葉とミューゼレスポアール

 どうぞ皆さんも、郷土館に秋を探しに来てください。

緑台小学校3年生が校外学習で来てくれました

 本日、緑台小学校の3年生が校外学習で郷土館へ来てくれました。午前中はバスで伊丹の昆虫館へ、お昼から郷土館です。
 平賀邸の前であいさつをして、中庭で楽しくお弁当の時間。

 その後は、1クラスずつ平賀邸と平安邸に分かれて職員の案内のもと、見学をしました。大正時代に建てられた建物や生活のようす、使われていた道具、銅の製錬などについて説明を聞きながら、メモをとり、たくさんの質問をしてくれました。あっという間に時間が過ぎました。

 12月~1月は張り子展、2月~4月の初めには、大正時代のお雛様を平安邸で飾ったり、昭和の色々なお店のミニチュアを展示します。また、お家の人と来てくださいね。

関西文化の日 東谷中美術部作品展示

 昨日は「関西文化の日」事業で郷土館は無料開放の日でした。例年は、11月の第1土曜日に「郷土館まつり」を開催して、野菜の直売会やコンサート、落語、展示会などさまざまなイベントを行っていましたが、今年は残念ながらコロナのために中止となりました。
 今日は朝から雨が降る足元の悪い中でしたが、市内や市外、大阪方面などから30名近い皆さんが来られ、見学されました。
 「能面展」を目的に来られた方もあり、能面作家の水越さんに熱心に質問され、能面の制作方法や苦労、込められた思いなどについてお話を聞いておられました。

 また、10月に郷土館で写生会をされた東谷中学校の美術部の皆さんが作品を持って来られ、ミューゼレスポアール(美術館)の1階ロビーに展示してくれました。自分が気に入った郷土館の風景を描いてくれています。作品展示は、11月中行っていますのでご覧ください。

水越保治 能面展 「能面の魅力~こころを観る かたちを写す~」

 10月から旧平安邸の蔵では、水越保治さんが制作された能面を展示する「能面展」を開催しています(新聞でも紹介されました)。2つの蔵で、1つは男性の面(童子・中将・景清・猿癋見・大癋見・長霊癋見)が、もう一つは女性の面(小面・若女・増女・深井・曲見・生成)がそれぞれ6点ずつ展示され、一つ一つの面がどんな性格や表情を表しているか、どんな曲に用いられているかが紹介されています。それを読みながら能面の表情をじっくりご覧いただけたらと思います。能面の表情に秘められたこころが伝わってくるようです。

 郷土館でも、能についてわかりやすく説明した資料を作成し、また水越さんが能面を制作されているようすを、昨年の5回の実演会(今年はコロナのために実施できません)の写真や資料で紹介しています。

 水越さんが、檜の木を彫り、削り、型紙に合わせて目や鼻、口などの形を整え、磨いて、彩色していくといった細かい作業を、70~100時間のとても長い時間をかけて制作された見事な能面です。

 「能面展」は11月29日まで開催しています。11月7日(土曜)郷土館が無料開放の日に、水越さんが来館されます(10:00~12:00、13:00~15:00)。お話が聞けたり質問に答えていただけます。