私は、子どもたちより先に給食をいただいています。子どもたちが給食の準備を始めるころには食べ終わって食器を返しに行くこともあるので、廊下ですれ違う子どもたちに「校長先生、もう食べたん?」と驚かれることがあります。これも「検食」という仕事の一つで、『学校給食衛生管理基準』で「児童生徒の摂食開始時間の30分前までに行うこと」が規定されています。「食品の中に人体に有害と思われる異物の混入がないか、調理過程において加熱及び冷却処理が適切に行われているか、食品の異味、異臭その他の異常がないか、一食分としてそれぞれの食品の量が適当か、味付け、香り、色彩並びに形態等が適切か、及び、児童生徒の嗜好との関連はどのように配慮されているか」を確認し、記録していきます。もちろん給食はとてもおいしいのですが、歴代校長先生の写真に囲まれて検食するのは、それなりに緊張もするのです。
今から検食です。今日のメニューに「カレー風味の肉そぼろ」があります。これは、ごはんにかけて食べるべきか否か、迷うところです。昨日の牛丼に引き続き、ご飯にかけていただきました。(子どもたちはどうするんだろう?)気になりだすと調べずにはいられません。各教室に行って確かめてきました。ご飯にかけて食べた子は91人で全体の約27%でした。「キーマカレーみたいで混ぜたらおいしかったよ」という子もいれば、「ごはんの食器が余分に汚れて洗うのがたいへんだから」と、かける・かけないそれぞれの理由も教えてくれました。今日の場合は、どちらがいいんでしょうね。給食調理室の班長さん曰く、「お好みで」。ですよね。正解が一つでなければならないということはないのですから。
今日の給食
牛乳 白飯
カレー風味の肉そぼろ
平めんビーフンスープ