5年生体験学習(食育教育出前授業 魚講習会)
今日、5年生は、兵庫県学校給食・食育支援センターの田路様、兵庫県立農林水産技術総合センターの大石様、兵庫県漁業協同組合連合会の皆様の協力を得て、魚を使った食育学習(体験学習)を行いました。(この事業は県内で38回行う事業で、希望してもなかなかできないのが実態だということでした。)
第1部 兵庫県の漁業についての話を多目的室で聞きました。
瀬戸内海と日本海に住む魚の特徴や、日本が世界から輸入している魚の量、また消費者の手に渡らないまま生ごみになる魚の量、さらに、魚の住みやすい環境を作るために山の手入れに取り組んでいること等、たくさん教わりました。
また、瀬戸内海に住む魚(マダコ、イイダコ、ヒラメ、ガシラ)を持ってきていただき、実物に触れさせていただきました。
第2部 調理実習をしました。
新鮮な生のアジ(約30㎝~35㎝)を使いました。
① 出刃包丁で鱗(うろこ)とゼイゴを取り、腸(はらわた)を取ります。
新鮮な魚の腸は内臓が崩れず、しっかりした形のまま取り出せるそうです。
② 水道水で包丁、まな板をきれいに洗い、続いて魚をきれいに洗います。
背骨の近くを流れる血液を洗い出すことが味をよくするコツだそうです。
③ 頭と背骨を取ります(3枚におろします)。
包丁の扱い方は、あまり力を入れずに手前に滑らすように引きながら切っていくことがコツだと教わりました。また、背骨に肉を、できるだけ付けないようにすることが大切ですと教わりました。
こんな体験をした子どもたちは少ないと思いますが、子ども達の学習能力はすごいもので、どんどん上手になりました。
④ 塩コショウをして、フライパンで焼きます。
自分たちで調理した魚を美味しそうに食べていました。自分達が食べた後は職員室の先生方にまで届けてくれました。5年生のみなさんありがとう。(難しい料理ができた達成感が現れていました。よほど嬉しかったのでしょう)
この学習を通して子どもたちは、料理が身近になり、やればできるという自信を付けたと思います。と同時に、命の大切さや食べ物を粗末にしてはいけないことを学んだと思います。今後ともこの学習を生かしてくれるものと願っています。
最後になりましたが、ご協力いただきました関係者の皆様、貴重な体験を本当にありがとうございました。