2023年12月の記事一覧

2学期終業式

2学期の終業式をしました。みどりっこ全員が体育館に集まりました。

 

 まず、私からお話をしました。今年のキーワードである「自立」について、自分自身としても、学級集団や学年集団としても「自立」という面でどうであったかという振り返りを促しました。そして、私から、各学年がとてもよく頑張っていたり成長していたりしていたと感じる場面を伝えました。

 1年生は、いつ教室をのぞいても、仲良く学習できていたことや素直に先生や友達のお話を聞いていたことを褒めました。そして、象徴的なシーンとして、運動会での退場場面の話をしました。友達を大切にし、みんなで仲良く学校生活を送っていることを伝えました。

 2年生は、2クラスとも自分で考えてタブレット学習ができていた場面の話をしました。黒板に取り組むべき課題が順番に書いてあったり、先生が言葉で指示をしたりするのを聞いて、自分で時間配分などの計画をたてて、自分で学習していく姿をよく見ました。進捗状況を自分が意識できるように、課題の下には自分の名前を自分で貼っていました。「自学」ができ始めています。

 3年生は、渓のサクラをはじめとして、自分で考えたりグループで話し合いながら学習に真面目に取り組む姿がよく見られました。仲間を大事にしながら、自分の考えもみんなの前でしっかりと説明できるみどりっこが増えてきています。

 4年生は、クラス全員で取り組む「自治」の力が格段に伸びてきました。学級会を開き、自分たちで学級のテーマを決めて全員で話し合いながら物事を決めていこうとする姿をよく見ました。素晴らしいことです。自分のことを大切にすることは勿論ですが、同じくらい学級や学年の仲間を大切にする姿勢が伸びてきました。「話し合い」の質が上がってきました。

 5年生は、6年生とともに取り組んだ討論会「平和を語ろう」の話をしました。真面目で一生懸命努力する5年生が、6年生の発表を見てあこがれを持ち、刺激を受けるだけでなく、「自分もあの場で発表したかった」という感想を持ったみどりっこが多かったことを紹介しました。テーマについて語り合う場を通して、多くの人が積極性や探究心を伸ばす機会になったことに手ごたえを感じました。

 6年生は、なんといっても「緑台小学校の要」です。普段は元気溌剌、おもちゃ箱をひっくり返したような面を持つパワーの塊のような学年ですが、行事など要所要所で素晴らしいまとまりを発揮してくれました。運動会が想定よりかなりスムーズに運営できたのも高学年、とりわけ6年生の働きによるものでした。しっかりと緑台小学校全体の流れを見て、自分の思いを主張しながらも、みどりっこ全員が行事を楽しめる方向へと導いてくれました。3学期、卒業に向けてどのようなまとまりを示してくれるのか、今から楽しみです。

 

 各学年へのメッセージを伝えた後、最後に「自立登校」に向けた話をみどりっこ全員に伝えました。

「自立登校」に向けて、自分の安全を自分で確認しながら、学校に間に合うように通学路を通って自分で来ることの意義を伝えました。今のみどりっこの様子を見て、場合によっては「自立登校」に不安な気持ちを持たれている地域の方がおられるかもしれない状況も伝えました。そして、実施予定までの1年間に安全意識を一人一人がしっかり持つこと、「横断歩道は左右確認してから手をあげて渡ろう。手をあげて合図をすることで、運転手の方に渡りたいという自分の意思を相手に伝えよう」という話をしました。

みどりっこたちは、真剣に私の話を聞き、しっかりと反応できていたように感じています。

みどりっこの皆さん、メリークリスマス & 「良いお年を」。

 

 私の話に続いて、生活指導の先生から、冬休みの過ごし方や交通安全について話がありました。

 

 その後、大勢のみどりっこに表彰状を渡しました。

「税に関する書道」「読書感想文コンクール」「歯と口の健康習慣ポスターコンクール」「防火ポスターコンクール」「MOA作品展書写の部」などです。表彰された皆さん、おめでとうございます。みんなで拍手で称えました。

 

 最後に、みどりっこと教職員全員で校歌を歌いました。とっても大きな声で歌えていました。

 

 保護者の皆様、地域の皆様、今年も何かとお世話になりました。今日という日を無事迎えられましたのも、皆様に支えて頂いたおかげです。本当に有難うございました。

 どのみどりっこも2学期、本当によく頑張りました。各御家庭で十分褒めてあげてください。そして、この冬休みをそれぞれのご家庭で楽しく過ごしていただき、また、3学期に元気に登校してきてほしいと願っています。

 

 保護者の皆様、地域の皆様、メリークリスマス & 良いお年を。

「みどりっこまつり」開催

 今年度も「みどりっこまつり」の日がやってきました。毎年、みどりっこが心待ちにしている手作り感満載のおまつりです。今年もクラスごとに考えた出し物がいっぱいありました。呼び込みもクラスごとに工夫が見られました。毎年のことですが、子どもたちの発想の豊かさに感心してしまいます。費用はあまりかけずに、自分たちで持ち寄ったもので出し物のゲームなどを考えていました。前半と後半、他のクラスへ出かけて行って楽しむ人とお店の運営をする人とに分かれて、全員で思う存分楽しんでいました。異年齢交流も自然な形でどの教室や体育館でも見られました。1年生は初めてだったので、キラキラした目をして楽しんでいました。

 

「みどりっこまつり」ポスター

 

【各クラスの出し物は…】

2年生。ふしぎなたまご作り(工作)、ビンゴ、おみくじ、つり

 

3年生。ペットボトル立て スマートボール、かんつみゲーム。バンカース、仮面づくり、ヨーヨーすくい

 

4年生。ストラックアウト、ブラックボックス、ボーリング、スクラッチ ゲームセンター

 

5年生。福笑い。ボーリング。空気砲。おみくじ。宝探し。キックターゲット

 

6年生。(教室) 宝探し、ボーリング、ブラックボックス

    (体育館) アスレチック、ストラックアウト、ボーリング

 

先生たちも「学び」を大切にしています

昨年度から緑台小学校では、先生たちが自分たちで学び合おうと「自主的ミニ研修会」を実施しています。みどりっこの学びを支える先生たち自身が、自分たちで研修会をして、自分たちで教職員としての力量を高め合おうとしています。この前向きで、「学び」に対する真摯な教職員集団としての姿勢が組織的に自主的に活性化していることに、校長として誇らしく思っています。

 みどりっこには、全体の課題として「自立」を常に意識させていますが、そのみどりっこを支える教職員の姿勢が何より大切だと考えています。みどりっこにとって教職員は、みどりっこの「学び」を伸ばしていくための最大の人的環境と考えています。みどりっこ一人一人に対して、一人一人の教職員が「学び」に対する前向きな意識をもって、教職員集団というチームとして指導や支援、育成にあたっていくことが何より重要です。毎日毎日の小さなことの積み重ねのようですが、これが6年間を本校で過ごした時に、一人一人のみどりっこの成長や飛躍につながっていくと信じています。

  今回の「自主的ミニ研修会」は、11月に実施した討論会「平和について語ろう」(子どもの自立心を育むプロジェクト)に関するクラスや学年での取り組みや児童の様子、みどりっこの感想、担任としての感想、このプロジェクトを通しての成果などを5年生と6年生の担任が発表し、みんなで共有していました。具体的な児童の変化なども見られ、手ごたえを感じた面もあったようです。

 

 このように様々な機会を設定して、みどりっこも先生たちも自らの「学び」を大切にし、多様な知識を増やすだけではなく、人間としての魅力や多面的な視野をさらに獲得してもらえたらと期待しています。

おはなしのもり

業間休み。「おはなしのもり」の皆様による読み聞かせをみどりっこがしてもらっていました。なんとものんびりした心地よい空間です。私がのぞいた時は、本格的な紙芝居をしていただいていました。みどりっこたちは夢中で、身を乗り出しながらお話の世界に浸っていました。

 すぐ隣の図書室では、図書委員のみどりっこが図書室を運営していました。本を静かに読んでいるみどりっこもいました。休み時間、本の世界にゆったりと浸るのもよし、運動場で思いっきり駆け回るのもよし、自分がリラックスできる過ごし方を自分なりに見つけることも大事な学習です。

4時間目のみどりっこたち

本日のみどりっこの様子をお伝えします。

 3年生。音楽「まほうの音楽」。朗読を織り交ぜながら、グループで楽器の担当を決めて練習をしていました。何度も何度も自分たちで演奏し合っていました。発表会があるのかなあ。楽しみです。国語「たから島のぼうけん」。プリントに書き込んだ内容を見ながら、タブレットを使って物語を作成していました。

 

 1年生。算数のプリント「おおきいかず」の学習を確認していました。国語「てがみでしらせよう」。誰にどのようなお手紙を書こうとしているのかを確認し合っていました。

 

 2年生。国語「冬がいっぱい」。各自がタブレットを使って学習を進めていました。

 

 4年生。外国語活動。「アルファベットの音に慣れよう」。私がのぞいた時は、プリントにアルファベットを書く学習をしていました。学級会。議題は「クリスマス会で何をするか」です。提案理由は「クリスマスは1年に1回しかないので、みんなでクリスマス会をやって仲良くなりたいから」と書いていました。みどりっこが司会や書記をして、上手に議題を進め、みんなで意見を出し合いながら順序良く内容を決めていっていました。なかなか上手です。そして、今日のめあては「人の話をしっかり聞こう」ということでした。私が見た時は、自分たちで決めた「めあて」を一人一人がしっかりと意識して、マナーを守れていたと思います。

 

 5年生。各自がタブレットをつかって学びを進めていました。

今日も豊かな学びに挑んでいます

本日のみどりっこの様子をお伝えします。

 5年生。音楽。打楽器を使ったアンサンブル発表会をしていました。工夫したリズムで曲を完成させていました。別のクラスは、テストをしていました。終わった人からタブレットを活用して学習に励んでいました。

 

 1年生。「むかしのあそび」。かるたをしていました。入学以来1年生もよく勉強してきたことが存分に発揮されていました。先生が札を読むと、かるたに書いてある平仮名をよく見て、一斉にとりあっていました。「〇枚とれました」と得意げに言っていたみどりっこもいました。みんな頑張っています。別のクラスでは、2人のみどりっこがみんなに読み聞かせをしようとスタンバイしているところでした。文字を読むのも、しっかりとお友達が読んでくれているお話を聞くのも大事な学習です。前向きな姿勢がどのみどりっこにも見られました。

 

 2年生。テストをしていました。早くできたみどりっこは、読書をしていました。

 

 3年生。算数。コンパスを使いながら、一生懸命頭をひねっているところでした。中には友達と「あーでもない。こーでもない」と考え合って、問題とにらめっこしている人もいました。別のクラスでは、自学に取り組んでいました。

 

 4年生。テストをしていました。できた人から読書をしたり、自学に励んだりしていました。

 

 

 6年生。社会「絵巻で見る江戸時代の人々ー熙代勝覧(きだいしょうらん)」。絵巻を見ながら、当時の江戸の人口や繁栄ぶりについて学習していました。

 

かみんぐハーモニー

4年生と6年生を対象に「かみんぐハーモニー」を実施しました。歯科医の先生、歯科衛生士の皆様にお越しいただき、みどりっこに授業をしていただきました。私が見に行った時は、4年生がそれぞれのクラスで歯科衛生士の方からお話を聞いているところでした。「歯垢」や「虫歯」など、絵や電子顕微鏡で撮影した写真等を見せながら、わかりやすく解説されていたため、みどりっこたちは手鏡に映った自分の歯を真剣にのぞいていました。食い入るように黒板に貼られた絵や写真を見つめていました。正しく歯を磨く習慣をつけることは、とても大切なことです。自分の歯を自分で意識してケアをして、今日から一層大切にしていきましょう。

 

 4年生が「かみんぐハーモニー」でお世話になっている時、6年生は体育館でソフトバレーボールをしていました。チームで声を出し合いながらゲームをしていました。大変和やかな雰囲気でした。体育の授業の後は、6年生が「かみんぐハーモニー」でお世話になります。しっかりと学習して、一生自分の歯を大事にしてほしいなあと願います。

 「かみんぐハーモニー」で6年生は、歯をきれいに磨いたと思っていても、その後放置したままの状態だとしたら、時間経過とともに菌が増えていく様子を電子顕微鏡で撮った写真で見せてもらった時に、とりわけ興味をもって話を聞いていました。

 

 

5時間目開始直後のみどりっこたち

 本日のみどりっこの様子をお伝えします。昨日は1日中、本日は午前中、会議がありました。そこで、みどりっこの様子を5時間目のはじめにのぞきに行きました。

 1年生。どちらのクラスも配布物の整理をしていました。

 

 2年生。国語「わたしはおねえさん」。どうやら自分で「振り返り」を書く際、先生が提示した条件に合わせて考え、書こうとしているようでした。国語「冬がいっぱい」。冬に関する事柄や果物など、知っているものをみんなで確認し合っているところでした。「それ、知っている!」と得意げに手をあげているみどりっこがいっぱいいました。

 

 3年生。整理をしたり、グループで確認しあったりしていました。

 

 4年生。国語「慣用句」。「慣用句には、動物がよく使われています」なんていう話を聞きながら、学習していました。「【うまがあう】とはどういう意味かな」という質問に、まずグループ内で自分の考えを伝え合っていました。国語「プラタナスの木」。「物語の紹介スライドづくりをしよう」という課題に挑戦しようとしていました。

 

 5年生。片方のクラスは、テスト返しをしてもらった後、各自で確認をしているところでした。もう片方のクラスは、テスト勉強をしているところでした。

 

 6年生。国語。各自でタブレットなどで調べながら、出されたプリント類を仕上げていました。

学校だより「輝け みどりっこ」No.9 アップしました

学校だより「輝け みどりっこ」No.9 12月号②を所定の場所にアップしています。保護者の皆様には、本日みどりっこに持ち帰らせますので、ぜひお読みください。地域の皆様もぜひご覧いただけると大変有難いです。今後ともご理解ご支援よろしくお願いいたします。

【重要】1年後の「自立登校」に向けて、ご理解ご支援よろしくお願いいたします

本日、学校だよりNo.9(12月号②)をみどりっこに持ち帰らせます。

 今回は、「1年後程度を目途に【自立登校】目指す」という方針をみどりっこや保護者、地域の皆様にお示しするという内容になっています。

 みどりっこたちは、素直で優しく、物事に対して前向きに努力できるという良さを存分に発揮しています。心豊かにのびのびと学校生活ができているみどりっこが大半です。とても素敵なことですが、将来を見通した場合、課題も見えてきます。それは、再三再四お伝えしているように、「自立」ということです。「自分の考えを明確に持ち、自分で自分の考えを相手にわかるように説明できる力」です。もっと端的に言えば、「自分で考えて行動する力」です。みどりっこが今後歩んでいく人生は、さまざまな素敵なことと、乗り越えなければならない壁とが用意されていることでしょう。将来においても自分の考えをもって自ら行動して逞しく生き抜いていく力の土台を小学校時代から丁寧に育成していくことが大切です。その際、周りの人とも自ら協働できる力も必要です。周りの人になんとなくついていくだけであったり、困った時に自ら「助けて」と言えずにただ支援を待っているだけだったり等では心配です。教職員、保護者、地域の皆様など、多くの皆様の見守りの目や励ましの声掛けがある小学校時代に「自立」をみどりっこ一人一人が意識して、練習していくことが大事だと考えます。

 そこで、毎日の登校について、みどりっこの「自立」を促す機会としたいと考えました。川西市内の他校でも「自立登校」は既に取り組んで、成果をあげているところもあると聞いています。本校でも昨年度から教職員間では何回も協議を重ねました。PTA総務の皆様、安全協力員の皆様、学校運営協議会の皆様には「自立登校」の件は既にお伝えしています。そして、本日の「学校だより」で全保護者にお伝えします。

 

 本日、全てのクラスで学級担任から1年後の「自立登校」に向けて、みどりっこに丁寧に話をしています。学年に応じた表現の仕方で趣旨と内容をみどりっこに伝えています。「自立登校」だけでなく、あわせて先日の安全情報交換会で出た話も伝え、指導しました。指導内容の一部は以下の通りです。

● 横断歩道を渡る時は、手をあげて車が止まるのか確認してから渡ること。

● 信号の変わり目は、突っ込んでくる車もあり危険。点滅してからダッシュするような遊びは絶対してはいけない。

● 信号が青でも、自分で左右を確認してから渡ること。

● ポケットに手を入れて歩くと、こけたときに顔から倒れる。寒い時は手袋をつけましょう。

● 放課後、自転車で歩行者の横を通る際は、自転車を降りておしたり、スピードを落としたりすること。

 

 「1年後の自立登校に向けて、一人一人が安全意識を高めて登下校しよう」という話を各担任がみどりっこに話をしていました。私も全クラスの様子を見に行きました。

 5年生の教室では、みどりっこのほうから「来年はいいけれど、その次の年の新1年生はどうなるの」という声があがっていました。すると、すかさず他のみどりっこから「6年生が気を付けて一緒に学校まで連れて登校すればいいやん」「あっそうか」という会話が交わされていました。

 再来年の1年生への対応や、警報発令時等の集団下校対応等、細かな面は来年度の「自立登校」の状態を見極めながらの協議となります。ただし、「自立登校」の話を担任が伝えたとたんに、新1年生のことを気遣ってくれるみどりっこが目の前にいたことに私は感動しました。心豊かなみどりっこが育っているなあと温かい気持ちになりました。

 今後、さまざまな状況も想像できますが、詳しくは来年度になってからお伝えしたり、協議を重ねながら、みどりっこのよりよい「自立」を図っていったりしたいと思っています。

 保護者の皆様、地域の皆様、ぜひ「学校だより」に目を通して頂き、ご理解ご支援をよろしくお願いいたします。なお、個人的な心配事などがありましたら、遠慮なく担任や他の教職員にご相談ください。