【重要】1年後の「自立登校」に向けて、ご理解ご支援よろしくお願いいたします

本日、学校だよりNo.9(12月号②)をみどりっこに持ち帰らせます。

 今回は、「1年後程度を目途に【自立登校】目指す」という方針をみどりっこや保護者、地域の皆様にお示しするという内容になっています。

 みどりっこたちは、素直で優しく、物事に対して前向きに努力できるという良さを存分に発揮しています。心豊かにのびのびと学校生活ができているみどりっこが大半です。とても素敵なことですが、将来を見通した場合、課題も見えてきます。それは、再三再四お伝えしているように、「自立」ということです。「自分の考えを明確に持ち、自分で自分の考えを相手にわかるように説明できる力」です。もっと端的に言えば、「自分で考えて行動する力」です。みどりっこが今後歩んでいく人生は、さまざまな素敵なことと、乗り越えなければならない壁とが用意されていることでしょう。将来においても自分の考えをもって自ら行動して逞しく生き抜いていく力の土台を小学校時代から丁寧に育成していくことが大切です。その際、周りの人とも自ら協働できる力も必要です。周りの人になんとなくついていくだけであったり、困った時に自ら「助けて」と言えずにただ支援を待っているだけだったり等では心配です。教職員、保護者、地域の皆様など、多くの皆様の見守りの目や励ましの声掛けがある小学校時代に「自立」をみどりっこ一人一人が意識して、練習していくことが大事だと考えます。

 そこで、毎日の登校について、みどりっこの「自立」を促す機会としたいと考えました。川西市内の他校でも「自立登校」は既に取り組んで、成果をあげているところもあると聞いています。本校でも昨年度から教職員間では何回も協議を重ねました。PTA総務の皆様、安全協力員の皆様、学校運営協議会の皆様には「自立登校」の件は既にお伝えしています。そして、本日の「学校だより」で全保護者にお伝えします。

 

 本日、全てのクラスで学級担任から1年後の「自立登校」に向けて、みどりっこに丁寧に話をしています。学年に応じた表現の仕方で趣旨と内容をみどりっこに伝えています。「自立登校」だけでなく、あわせて先日の安全情報交換会で出た話も伝え、指導しました。指導内容の一部は以下の通りです。

● 横断歩道を渡る時は、手をあげて車が止まるのか確認してから渡ること。

● 信号の変わり目は、突っ込んでくる車もあり危険。点滅してからダッシュするような遊びは絶対してはいけない。

● 信号が青でも、自分で左右を確認してから渡ること。

● ポケットに手を入れて歩くと、こけたときに顔から倒れる。寒い時は手袋をつけましょう。

● 放課後、自転車で歩行者の横を通る際は、自転車を降りておしたり、スピードを落としたりすること。

 

 「1年後の自立登校に向けて、一人一人が安全意識を高めて登下校しよう」という話を各担任がみどりっこに話をしていました。私も全クラスの様子を見に行きました。

 5年生の教室では、みどりっこのほうから「来年はいいけれど、その次の年の新1年生はどうなるの」という声があがっていました。すると、すかさず他のみどりっこから「6年生が気を付けて一緒に学校まで連れて登校すればいいやん」「あっそうか」という会話が交わされていました。

 再来年の1年生への対応や、警報発令時等の集団下校対応等、細かな面は来年度の「自立登校」の状態を見極めながらの協議となります。ただし、「自立登校」の話を担任が伝えたとたんに、新1年生のことを気遣ってくれるみどりっこが目の前にいたことに私は感動しました。心豊かなみどりっこが育っているなあと温かい気持ちになりました。

 今後、さまざまな状況も想像できますが、詳しくは来年度になってからお伝えしたり、協議を重ねながら、みどりっこのよりよい「自立」を図っていったりしたいと思っています。

 保護者の皆様、地域の皆様、ぜひ「学校だより」に目を通して頂き、ご理解ご支援をよろしくお願いいたします。なお、個人的な心配事などがありましたら、遠慮なく担任や他の教職員にご相談ください。