昨日は多田中校区人権教育研修会が本校で開かれ、多田小・多田東小・多田幼稚園の先生が一堂に集まり、1年~3年全クラスで道徳の授業公開が行われました。教材は1年生「ばあば」 2年生「コウノトリの郷」 3年生「お別れ会」です。事前にしっかりと検討された教材、指導案に基づく授業です。授業のポイントになる”中心発問”とそれに予想される生徒たちの反応を見てゆきました。その後、場所を体育館に移し、有正 省三先生に「人権教育としての道徳授業のあり方」と題する講演をしていただきました。道徳の根底には必ず人権がなければならないこと、”人権の薫りのない道徳は炭酸のぬけたコーラのよう”という言葉が印象に残りました。
人は社会的な生き物だと言われています。「社会的な」とはどういう意味でしょうか。社会は人一人では成り立ちません。「自分一人では、けっして生きていけないと知った時、人は大人になる」と聞いたことがあります。支え、支えられる関係の見えないけれど必ず存在しているもの、それが人権意識や道徳心であると思います。
「今だけ 金だけ 自分だけ」 道徳心のない人の言動