将来、教師を目指している大学生5名が本校で教育実習生として実習に取り組んでいます。英語科2名、音楽科1名、国語科1名、養護教諭1名です。本人たちが今回の実習で、一番気にかけていることは、授業がうまくできるかということだと思います。事前に多くの時間を費やして指導の先生と授業案を考えて本番に臨みます。昨日、今日と4つの授業が行われました。実習生たちの緊張が伝わってきました。
先生になるためには、大学で教員免許状を取得し、その後、都道府県、政令指定都市の教員採用試験に合格して現場の学校へと配置されます。しっかり学習してこの大きな2つの扉を開けていきますが、本当の学びは先生になってからがスタートです。初めから授業が満足できるものにはなりません。自分で考え、判断し、行動し、その結果は良くも悪くもすべて引き受ける、こんな経験をするために学び続けるということです。
実習生は「先生の卵」と言われることがありますが、卵から孵化し、幼鳥から親鳥になって次の世代へバトンタッチできるようになるためには、ずっと学び続ける存在でなければならないということです。「先生」と呼ばれても教える前に学ぶのです。
「知識を伝えることは下 考えさせることは中 最上の教師は 子どもの心に火をつける」