冬の訪れもまもなくでしょうか、冷え込みが厳しくなってきました。どんよりとした空模様が薄いウォーターブルーに変わるのが待ち遠しく感じます。
本日、「手話サークル クローバー」から講師とボランティアの方をお招きし、3学年でキャップハンディ学習を行いました。
「キャップハンディ」とは、「ハンディキャップ」の前後を入れ替えた造語で「障がいのある状態」を疑似体験したり、障がいを持つ人の置かれている状況や環境、気持ちの一端を理解しようとする「気づき」を目的とした取り組みを指します。
今回は聴覚障がいについて理解を深めるため、手話で話されているのを見て、通訳されたものを聴くという形で学習しました。
手話の歴史や聴覚障がいの違い、口話での会話など様々なお話をしていただきました。
子どもたちは真剣に話を聞き、「自分がハンディキャップを抱える人々にできることはなんだろう」、「どうすれば支えあっていけるだろうか」と考える良い機会になりました。
今、学校では、私たち一人ひとりが豊かな人間性をはぐくみ、「生きる力」を身に着けながら、年齢や障がいの有無などにかかわりなく、安心して暮らせる「共生社会」の実現に向けた教育が行われています。
今回の学習が、子どもたちが「共生社会」の一員である自覚をもつ良いきっかけになったようです。
「クローバー」の方々、貴重なお時間、ありがとうございました。