エアコンの室外機の設置工事が昨日終了しました。教室窓側なので視界は悪くなってしまいました。クレーン車を使った大掛かりなのもで、家庭用のものとはけた違いに大きいものです。
「熱交換」この言葉を知っていますか。温度の高い物体から低い物体へ効率的に熱を移動させることです。エアコンには、室内機と室外機にこの熱交換器が備えられています。
氷に触れるとひんやりして手が冷たくなります。このことは、熱がたくさんある手のひらから熱が少ない氷へと熱が移動するから手が冷たくなります。このことを人為的に電気エネルギーを使って行っているのがエアコンです。夏は暑い(熱の多い)部屋の熱を室内機で奪い、空気を冷たくし、奪った熱を室外機で大気中へ逃がしているのす。だから夏のエアコンの室外機は熱風を排出しています。冬はこの逆で外の熱を奪い室内へ出しているのです。このとき室外機はとても冷たくなっていきます。
連日暑い日が続きますが、エアコンはすでにあって当たり前の電化製品の一つになっています。「なぜ、夏は涼しく、冬は暖かい空気が出るのか」当たり前になってしまったものに「なぜ」「どうして」という思考が生まれることは難しくなります。私たちの生活の中では、科学技術の進歩に伴い、当たり前な事柄は増えはしますが、減ることはありません。折に触れ、そうした事柄について「なぜ」を想い、考えることで見えない大切なもの、支えらえている自分に気づくことができるものです。
「大人になるにつれ、人は なぜ 「なぜ」を言わなくなっていくのだろう」