(C) Copyright Meiho Junior High School All rights reserved.
 

日誌

2018年度日誌 >> 記事詳細

2018/12/10

公開研究授業(国語科)

| by 校長
 今年は例年に比べて暖かい12月と思っていましたが、先週末から一気に寒くなってきました。朝学校に到着すると気温は2℃でした。教室では暖房をつけて授業を行っています。
 本日1校時、国語科の先生の公開研究授業が3年生のクラスで行われました。単元は『古典に学ぶ「おくのほそ道」』で、これまで有名な冒頭部分の「月日は」の内容解釈や表現上の特色などについて学習してきました。単元の後半は「協同学習(リテラチャーサークル)によって作者(松尾芭蕉)の旅の目的を考える」ことに取り組んでいます。この学習形態は、市内の国語科教師の研究会の研究テーマとして取り組んでいるそうです。1990~2000年代アメリカで盛んになった読書法、リテラチャー(文学)のサークル(集まり)=本を読んで語り合う集まりのことで、少人数のグループを組み、それぞれ同じ部分を違った焦点の当て方で読んで話し合う学習です。
 前時は、4人グループで①連想係(本・文章と自分とのつながりを見つける)、②質問係(疑問を見つける)、③表現係・照明係(印象に残ったところを取り上げる)、④作画係(目に浮かんだ情景などを絵や図にする)の4つの役割分担を行い、「おくのほそ道」から選んだ9場面をグループごとに1つずつ選んでいます。今日は、まず個人で自分の役割に従って文章を読んでワークシートに記入し、後半はグループになって係ごとに自分の意見を発表し、それに対する意見を出し合ってまとめました。生徒たちは真面目に取り組み、話し合いも協力的で「主体的で対話的な」学習に取り組めていたと思います。次の時間はグループごとに発表し、芭蕉の旅の目的を考えることを通して「読み」を深める予定で、どんな発表や交流になるか楽しみです。
 
  
17:45