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2010年度日誌

トピックス
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2011/03/30

新年度の準備に向けて

| by 教頭
学校内では、4月からの新年度に向けて教室環境の整備、各分掌の引き継ぎ、次年度の年間計画の作成と先生方が一日、忙しく取り組んでおられます。この4月は、社会においても就職、仕事、人事などで変化の激しい時期になります。自然は去年と同じようにまた桜の咲く頃となりますが、決して去年の桜と今年の桜は同じものではありません。常無し、すべては変化する「無常」であります。人もまさしく変化するものであって、この世の中には4種類の人々があるといわれています。
 1 闇より闇へ赴く人 2 闇より光へ赴く人 3 光より闇へ赴く人 4 光より光へ赴く人
 「変えてゆくことができること」を旨として、是非とも光へ赴く人に変わってゆきたいものです。

10:56
2011/03/28

校舎の補修作業

| by 教頭
各学年の先生によって教室、廊下等のペンキ塗り、不具合な箇所の修理等、一日中作業に取り組んでもらいました。ずいぶん廊下、教室が明るくなり、垢ぬけました。新学年を新たな気持ちでスタートしてほしいとの先生方の願いの表れです。本当にご苦労様でした。ありがとうございます。
「人は環境をつくり、環境は人をつくる」

17:03
2011/03/25

修了式

| by 教頭
1,2年生の修了式でした。通知表の裏にはそれぞれの学年を修了した修了証書が記載されています。生徒たちは修了と言われても何を「修了」したのかとは思わず、ただ1年間が「終了」と思いがちです。修めることは、身につくこと。成長の証を自分に問うてみる必要があります。
昨年の秋に大きな実を実らせていたカリンの木の枝には、もう新芽から若葉が今にも開こうとしていました。自然は一時もそこに留まることなく絶えず次のステップへ向け、生きています。花は人に見られるために咲いているのではなく、ただ無心に咲いているだけです。時として人よりも、強い「生きる力」を感じます。
「花は無心にて蝶を招き、蝶は無心にて花を尋ぬ」 良寛


14:38
2011/03/24

明日こそは・・・

| by 教頭
明日は修了式です。1,2年生にとって1年間の学校生活を締めくくる最後の日です。今日は、1,2年生それぞれに学年集会を開き、この1年間、この3学期の学年、クラス反省を行いました。そこでは「2年生になったら・・・」「3年生になったら・・・」してゆこうと思いますという目標が語られます。反省することは過去のことで、目標(目的)は未来に向けます。「明日こそは、明日こそは」と私たち大人も思うことでありますが、そこには明日が目的となっていて、今日は明日のための手段であって目的にはなっていません。「明日こそは」と思う前に「今日こそは」と実行していきたいです。
「明日がある、明日があると思っている間は、肝心な今さえない」 東井義雄

14:44
2011/03/23

春を感じる力

| by 教頭
朝夕はまだ冷え込んで寒さを感じますが、日中の日差しはずいぶんやわらかくなりました。
「氷が解けると何になる」という問いに、ほとんどの子供、大人は「水になる」と答えます。戦前だったら「氷が解けると春になる」という答えがあったそうです。戦後教育の中で、いつの間にか私たちは科学的な合理主義で物事を見るようになってしまいました。
人間の能力にはAbility(知的能力、試験に適している)とCapacity(人間関係調整能力、試験に不適)の2つがあり、前者は量的なもの、後者は質的なものです。キャパシティというものは「この人といると何かゆっくりするわ」といったような包容力のようなものです。今、教育の中で子供たちには「氷が解けると水になる」というAbilityを求めますが、「春になる」というCapacityを身に着けさせることを疎かにしてきたようです。モンゴルの遊牧民の子供に日本の記者が「何が一番たのしい?」と聞けば「高原の緑がたのしい。だって、羊が喜ぶし、お父さん、お母さんも笑顔だから」と答えたそうです。感じる力(自分自身と周りの人、事柄について)を大人も、子供も広く、大きく持ちたいなと春を感じる日差しを浴びて思いました。

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