今日は2,3年生実力テストです。国数社理英の5教科です。夏休みの成果が問われるものです。3年生は進路決定の資料となる大切なもので、教室からは緊張感が伝わってきます。夏休みは、課題とは別にこの9月の実力テストに向け取り組んできたと思います。「なぜ学ぶ」「何のために学ぶ」と問われれば、一番直近な答えとしてテストでいい点を採るためということになるのでしょう。少し先を見れば、高校入学のため、さらに大学入学のため、資格を取るため、・・・いい会社に入るため、将来安定した豊かな生活をするため、・・・幸せになるためと続いていきます。
だれしも人として生まれて不幸になりたいと思う人はいません。幸せになるために努力を続けています。その幸せとは全て、何かを得ることだと多くの人は思っています。何かを得るための方法・手段の一つが「勉強」です。学びたい、知らないことを知りたい、人として生まれたからにはもっといろんな事を学びたい・・学ぶこと・学べることがこんなにうれしい・・というようなものが「学び」です。
何かを得るための「勉強」はその目的としたものを手に入れれば終わりです。しかし、人はその得たもので満足するのも束の間、もっといいもの得たいと思い、「勉強」(努力)を続けます。そうしてずっと得るもののために「勉強」して、学ぶことがこんなに楽しく、幸せなものだと気づかずに一生を終ってしまうのかもしれません。
中学生のみんなは今は「勉強」をしなければなりませんが、ずっと先、いつか「学び」に気づき、それができるようになれば、勉強で得る幸せとは違うものを得ることになると思います。
「強いる 強いられた勉強から 学ぶ主体へ」