「一生懸命を 笑わない それも大事な マナーです」という言葉があります。笑うことは人間だけでなく、笑う動物もいる?と言われていますが、人の笑いには、たくさんのものがあり、上記の笑いは、嘲笑するというマイナスイメージのものです。愛嬌笑い、愛想笑い、薄笑い、高笑い、大笑い、苦笑い、泣き笑い・・・と実にたくさんの種類の笑いを私たちは使っています。
そんな笑いの中で、声には出ない、表情だけのものに「笑顔」があります。ニコッとした表情は見るものをホッとさせてくれます。接客業における笑顔は、接客の第一にすべきものとして実施されています。デパートの店員さんに話しかけてみてください、必ず笑顔が返ってきます。
私たちは、日常生活において、お金がなくても、ものがなくても、周りの人々に喜びや安らぎを与えることができます。そうしたことの一つに「無財の七施」というものがあります。人にお金がなくても施すことができるものの、その七つのうちの一つに「和顔施」というものがあります。「和顔」とは笑顔のことです。笑顔にお金はかかりません。笑顔になれば、そんな自分がうれしいし、笑顔を向けられた人も幸せを感じます。”一日 数分の笑顔があれば 人はそれだけで 生きていける”と聞いたことがあります。人が生きていく上で衣食住は欠かせないものですが、人と人をつないでいる笑顔のない人生は、つまらなく、淋しいものだと思います。
中学生の皆さん、一日一回は笑顔になっていますか?一日一善の笑顔を心がけてみよう。たったそれだけの行為でも、続けることで幸せを感じることができると思います。
「微笑みは 心に化粧が 済んだときの顔である 最大の化粧は 笑顔」