今週は天候のすぐれない日が続きます。兵庫県の中学校では今週１７日（土）に体育大会を予定しているところが多くあります。そうした学校は練習実施に苦労します。川西市は７中学校、２２日開催でまだ余裕がありますがやはり雨は降ってほしくありません。
　晴天続きで、ダムの貯水量が減れば雨降れ、降れ・・雨天続きで日照不足で野菜が育たず高騰・・・。人間は自分の都合で天候の良しあしを決めてしまいます。自然は人間に評価される対象では決してありません。
　ヒマラヤ登山を体験した方の話を紹介します。
　ヒマラヤ登山を計画するには数年以上かかり、それには莫大な時間、お金、労力がかかります。いよいよ実行できる日は天候の様子を見て登山開始です。数日かけて登山するわけですが、登頂残り数百メートルというところで天候が急変し、やむなく下山をしたことが1回だけではなかったそうです。「これだけ用意周到に準備してきたのになぜ？・・・」とはその登山家は言いません。自然の大いなる力と人間のちっぽけさを知っておられたからだと思います。何回の挑戦ののち登頂成功されています。「あの時、登頂できなかったおかげで　今日がある」と言われています。
「雨のおかげで……していただきました。」と思える今日一日の大きな恵みを見つけられたらいいですね。

　「天に向かってぶつぶつ言うな　雨の日には雨の日の生き方がある」　東井義雄
　「漁師は魚が獲れないからといって　海に文句を言ったりしない」