過日２４日（月）に参観後,PTA役員選出があり、本日、委員総会が開かれています。子どもたちにとって大人になった時、自分を育ててくれたのはまず親が浮かびます。しかし、思い出に残る恩師のような教師が心に存在する人もいます。親と教師との関わりほど長く、深いものはないでしょう。
　子どもたちと向き合うのは、教師も親も同じです。こんな言葉があります。「百人の優秀な教師も、良き親一人にかなわない」　なるほど、我が子を誰よりも慈しみ、かつ養い育て守っているのは親です。我が子から誰よりも信頼されているのも親でしょう。教師はその足元にも及ばない。言い換えれば、子どもの人生にとって親が「百や千」なら、教師は「十」が精々なのかもしれない。しかし、教師のその「十」というのは、親、兄弟にも友人にも成し得ない「十」である。時に子どもにとって絶対必要な「十」であり、しばしば、人生を決定づける「十」であることを、なによりも教師自身が知らなければならない。そういう意味では、その「十」については、「百人の良き親も、優秀な教師一人にかなわない」のである。逆もまた真なりということです。
　つまり、子どもと関わる大人全てが責任ある教師でなければならないということだと思います。

　「一家は習慣の学校なり、父母は習慣の教師なり」　福沢諭吉