次期生徒会役員の立候補者立会演説会が開かれました。多田中学校の生徒会のリーダーを決めるものです。学校のため、皆のために自分の力を注ごうとしている立候補者のみんなには頭が下がります。
生徒会は小さな民主主義です。私たちの社会は民主主義で成り立っていて国民一人一人が大切にされるものですが、物質的豊かさの下で、ややもすると自分が周りからしてもらって当然という権利の主張だけになっている現状があります。権利の前に義務を履行することが前提であることを忘れてしまっているようです。ルソー、モンテスキューの文章の中に民主主義で自分の権利や都合ばかりを主張する人が増えてくると国家が滅びてしまうとあります。民主主義国家を維持するための基本原理は「献身」(誰かのためになれる自分であること)であるとも書かれています。
「~の一員」という自覚が必要です。 ①家族 ②学校(学級、学年、部活、委員会・・)③地域 ④市民 ⑤県民 ⑥国民・・・⑦人類
私たちはどこまで自分で自覚した行動ができているでしょうか?
まずは家族のために自分にできることがスタートです。
「自分が誰かの役に立っている 立った これほどの自己肯定感はありません」