5校時に3年社会科の公開授業が行われました。単元は「価格の働き」です。需要と供給の関係から価格が決定されるというものです。ホテルの宿泊料が日によって異なる理由を考えます。4人グループでいろんな考えを出しあっていました。
「消費者教育」というものがあり、中学校の教科の中で学びます。社会科や技術・家庭科などで学びます。適正な価格を判断する、製造年月日、賞味期限、カード、ローン、ネットショッピング、電子マネー、・・・などについて学習します。「賢い消費者」となるべき内容です。少しでも安く、良いモノを選別し、費用対効果を高くしながら消費していきます。モノだけでなく各種サービスと呼ばれるものを含めて、私たちは生活のほとんどを消費者の立場で送っているのが現状です。「はじめての おつかい」というTV番組が人気ですが、お金でモノやサービスを購入することは、子どもも大人と同様に消費者として扱われるということです。お金のもつ全能感に早くから気づかせるのことに繋がっていくのだとも思います。
今の教育の最も大きな欠点は「子どもを消費者に育ててはいるが、生産者にしていない」と聞いたことがあります。お金万能の消費者でなく、誰かのために何かをしてあげられる、生み出せる生産者とはどんな人なのか、考えさせられました。
「自分が誰かのためになっている 本当のしあわせ 消費ではない生産」