アジサイの花が雨の露に濡れています。
校内には地震の影響で廊下にいくつかの通行止めがしばらく続きますが、生徒たちは柔軟な対応をしてくれています。朝の登校時も、学年ごとに廊下を指定し通行することになるのですが、大きな混乱もありません。特に1年生と2年生3組4組が大きく遠回りをしなければなりませんが、紙上で動線を考え悩んでいた教員より、実際に動いている子どもたちの方が対応は早くスムーズです。
さて、きちんと「ぞうきん」が掛けてある教室を見ました。そして、それは多くのクラスで整えてありました。また、バケツも丁寧に水切りがされていました。ぞうきんを整えるという小さな一つの事柄。でも、その数が多くなれば、整然とした美しい姿になります。
ワールドカップで活躍中のサッカー選手・長谷部誠さんの言葉に「心を整える」があります。独自のメンタル哲学から生まれた言葉のようです。「ぞうきんを整える」それは「心を整える」に通じるものがあるかもしれません。ちなみに、この著書「心を整える」の印税は全額ユニセフを通じて「東日本大震災」の支援に寄付されているそうです。ワールドカップの応援時に、少し思い出してみると、また違った見方ができるかもしれませんね。