数学、新任の先生の研究授業が1年1組で行われました。単元は文字式の計算です。横に接合しながら並んだ正方形を作る棒の数を求める授業です。自分で考え、班で話し合いをしながら考えをまとめていきます。
私が中一の頃の教科書と比べると、ずいぶん異なる内容でびっくりしました。当時は、文字式を反復練習しながら正解に導く、数学的な技能習得に多くの時間を費やしていたように思いますが、今日の授業は、どう考え、文字で表すのかに重点が置かれています。ある意味、計算問題をこなすよりも難しく、数学的な見方、考え方を身につけていくものになっています。
「知識」とは、
ゼロから自分で考えて知ることのみをいうのであって、そうして知り得た事柄のこと。対して、外から与えられなければ知ることのできない、あるいは
外から与えられることで知った気になっている事柄を「情報」と呼ぶと聞いたことがあります。私たちの持っている知識は、その中身のほとんどが情報と呼んでいいものかもしれません。知ることよりも考えることを優先しなければならないと、今日の授業を参観して思いました。
「もし本当に 知りたいのなら 考えること」