1校時に2年2組の理科授業研が行われました。「さまざまな化学変化」という単元で今回は化学変化によって熱が発生する「発熱反応」とその逆に周りの熱が奪われて温度が下がる「吸熱反応」の実験です。前者はこの時期よく使われている「カイロ」です。後者は風邪などで発熱したときオデコに当てる「熱さまシート」と呼ばれる吸熱シートです。生徒たちにとっては身近な製品ですがその原理はほとんど理解していません。パッケージの裏面の表示してある原材料まで関心を持って見ていることは少ないようです。
私たちの日常生活にはモノがその種類・量ともに溢れかえっています。すでに存在しているモノを使うことが第一であって、使えることが当たり前、どのような仕組みでどのように作られているのかは知らなくても事足ります。自分自身がそのことに関心を示さない限り”ブラックボックス”として処理してしまいます。
”なぜ” そのことを知りたいという関心・意欲ほど学びを深く、広くしてくれるものはありません。
「知識を伝えることは下、考えさせることは中 最上の教師は生徒の心に火をつける」