9月は毎日、体育大会の練習が行われています。昨日は、2年生学年種目「綱引き」のクラス対抗戦(本番のシード権をかけたもの)が行われました。5.6校時は開閉会式練習、入場~退場までを行いました。2年生の綱引きでは、先生が「40人の力が強い集まりでも、それがバラバラでは大きな力にならない。クラスが気持ちを同じにして心と体を揃えることで、すごい力が出るんだよ。それが綱引き」というような話をされました。8月のオリンピックでの男子4×100mリレーを思い出しました。4名の選手それぞれは皆、100mファイナル出場できなかったタイムではあるが、ファイナリストを揃えた国を凌ぐタイムで見事銀メダルに輝いたことと同じです。
気の合う仲間同士、力が同じ者同士が組んですれば、1+1=2という結果です。しかし、性格の異なる、持っている力も違う者同士が気持ちを合わせれば1+1=3・・・とそれぞれが持っている力を合わせた以上の、想定以上の結果が出ることが多くあります。自分にはないものを持っている人と協働することは、未だ見ぬ秘められた自分の可能性を見せてくれることにもなります。より大きな感動が生まれます。
十人の異なる強みを持った子どもたちが集まって何かをすれば、十人の同じ力を持った子が集まって何かを成し遂げるよりも、もっとずっと素晴らしい成果が生まれるという体験の場を学校の中にたくさん取り入れたいと思います。
「その集まりは 群れなのか チームなのか」