今日は1校時、各学年の道徳の授業を参観しました。1年生は、兵庫県道徳副読本「心かがやく」を使って、姫路城の大柱の完成に尽くした人々の努力にふれることを通して、目標を達成するために強い意志を持って行動することや優れた伝統文化を大切に継承しようという心に焦点をあてた「運命の木ー姫路城の大柱」に取り組みました。
2年生は、泣いている一人の子を見て14人の子どもがそれぞれに「自分のせいじゃない」と主張する絵本「わたしのせいじゃない」を読んで、グループでそれぞれの子どもの発言についてどう思うか話し合い、全体で交流しました。ただ見ているだけの傍観者も「いじめ」に大きな役割を果たしていることに気付き、どうすればいいか考えました。
3年生は、アメリカから転校して日本の学校に通い始めた筆者が、アメリカと日本の違いを感じ、アメリカで幼いころから習慣づけられた「リスペクト アザース(他の人のことを尊重しよう)」について改めて考えた教材を読んで意見を交流しました。
道徳の授業は、登場人物の心情の読み取りではなく、生徒が自分で考え、多様の意見を出し合って、議論し、考えを深めていけるようにするために、どのような発問が大切か(中心発問)を考えていくことが問われています。