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2014/03/19

「~たいです」

| by 校長
昨日に続き、今日は明峰小学校の第38回卒業式でした。155名の卒業生です。卒業証書を授かる時に自分の名前と自分の将来について力強く語りました。「人の役に立つ大人になりたいです。」「サッカー選手になりたいです。」など心の成長と具体的な職業を語ってくれました。夢や希望は、努力することへの動機づけとして大切なものですが、どこか自分のためという印象が拭えません。13才の卒業生にとっては自分のための夢や希望であっても当然で、それが原動力となって自分を成長させてくれます。やがて、多くの人と出会い、数々の経験を重ね、苦楽を共にするうちに夢や希望が、自分以外の外へと向いた志へと昇華していってほしいものです。 
 最近亡くなられた、まどみちおさんの 「朝がくると」という詩を紹介します。
 朝がくると とび起き
 ぼくが作ったのでもない
 水道で 顔をあらうと
 ぼくが作ったのでもない
 洋服を きて
 ぼくが作ったのでもない
 ごはんを むしゃむしゃたべる
 それから ぼくが作ったのでもない
 本やノートを
 ぼくが作ったのでもない
 ランドセルに つめて
 せなかに しょって
 さて ぼくが作ったのでもない
 靴を はくと
 たったか たったか でかけていく
 ぼくが作ったのでもない
 道路を
 ぼくが作ったのでもない
 学校へと

 ああ なんのために

 いまに おとなになったら
 ぼくだって ぼくだって
 なにかを 作ることが
 できるように なるために


  「偉い人になって 人から頭を下げられるよりも 立派な人になって 人に頭を下げられる人になってください。」 ある母から我が子への手紙
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