明峰中学校は、掃除に真面目に取り組める伝統のある学校です。全員体操服で、15分間黙々と集中して掃除に取り組む「黙掃」を行っています。今週は、整美委員会が学期に1回行っている環境美化週間です。各クラスの整美委員が毎日交代しながら学年の担当クラスの清掃態度を点検し、一週間清掃態度が良いクラスを表彰します。美化週間でなくても、真面目に取り組める生徒がほとんどなのですが、今週は特に力が入っているようです。教室や廊下、階段、トイレの床を隅々まで掃いて、きれいに拭いたり、磨いたり、黒板やロッカー、窓をきれいにしたり、自分の場所が終わると他を手伝ったりして、終了時間まで一生懸命頑張っています。
　「掃除をする」という行いは、時には面倒くさいと思うこともあるかもしれません。しかし、トライやるでも学んだように、学校だけでなく、職場でも家庭でも地域でも、「自分たちや他の人が使う場をきれいに保つ」「物を大切にする」「自分の心を磨く」「人と協力してやり遂げる」といった、人としての大切なモラルを身につける、昔から日本人の伝統文化の中に根付いている行いだと思っています。