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2020/01/23

1・2年生 道徳の授業 

| by 校長
    今日の1校時の道徳は、1・2年生ともに兵庫県道徳副読本「心かがやく」(兵庫県教育委員会が発行し全生徒に配布されています)を使って行いました。
 1年生は『「わからないこと」の大切さ』です。最初に、先生から『もし、君たちが親になって自分の子どもに「なぜ勉強するのか」と質問されたらどう答えますか』という問いが投げかけられ、班で話し合いました。出た意見をホワイトボードに書いて各班で出た意見を交流していきました。その後、副読本の経済学者で東京大学教授の玄田有史さんの話を読みました。内容は次の通りです。ある中学校を訪問した時に生徒から「なんで勉強ってしないといけないんですか?勉強する意味がわからないからする気がしない。」と言われ、玄田さんは色々な話をされながら「勉強ってわからないことだらけだよね。でも、勉強っていうのは、わからないことに慣れる練習をしているんだよ。」そして「よくわからない社会で毎日生きるために一番大切なのはわからないことから逃げないことです。」「逃げず、あきらめず、ウロウロしているうちに「こんなことをしたい」「あんなふうになりたい」という希望に出会うことができるのです。」という内容の話でした。
 2年生は、『絶対にこんなことで死んでたまるか』です。先週の防災教育の事後学習として阪神淡路大震災で崩れた家の中で5時間埋まっていた少年の一家4人の話です。埋もれて全く身動きできない状態の中で3時間、4人で必死に声をかけ合い、励まし合いながら助けを待ち、自分の家のこともあるのに駆けつけ、何時間もかけて救助してくれた人たちへの感謝の気持ちを書いた話です。『「人が人のことを思う気持ち」が何よりも一番大切なことが大震災のおかげでわかった。』と少年は書いていました。
 生徒たちは、それぞれこれらの話を読んでどんなことを思い、考えたでしょうか。私も道徳の教科書を読み、授業を参観していて学ぶことが多いです。
  
 
12:21