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2020/01/17
防災教育
| by
校長
今日1月17日は、阪神淡路大震災から25年目となります。まだ暗い朝5時46分に、たくさんの方がろうそくの灯を見つめながら手を合わせて亡くなられた方を思い出し、冥福を祈っておられました。「きざむ 1・17」「いのち」について考え、「震災の教訓」を心に刻んでこれからに生かしていく日だと思います。
本校は、6校時に防災教育に取り組みました。教室で放送によるシェイクアウト訓練(まず低く、頭を守り、動かない)を行い、机の中に素早く身をかがめました。その後、大阪市内を震源とする震度6弱の地震が起こったと想定して、教師が生徒の安否確認、危険な場所の確認をして職員室に報告、避難経路を決定する訓練をして、放送で避難経路を指示して体育館に避難しました(グランドに地割れがある時は体育館)。2年1・2組は外の非常階段を使って逃げました。いつも通り、静かに整然と迅速に行動でき、450名近い生徒が集合点呼して安否確認・報告が終了するまで5分でできたのは、とても立派でした。さすが明中生です。
私から、訓練の評価と震災の日の意味について話をして、亡くなられた方のご冥福をお祈りして、全員で黙とうを行いました。休憩の後は、兵庫県教育委員会の震災・学校支援チーム(EARTH)の職員である大槻様に『災害に備えよう‼~中学生のみなさんに期待したい事~』という題で講話をしていただきました。
講話では、阪神淡路大震災の様子を写真で見た後、災害が起きた時の自助(自分の身は自分で守る)共助(お互いに助け合う)公助(自衛隊・消防・行政に助けてもらう)について具体的な説明がありました。特に、自助では屋内や屋外で自分の身を守る方法、非常用持出袋の用意、共助では災害時に家族との連絡体制や避難場所の確認、自治会やご近所の把握などです。最後に、東日本大震災の被災地の写真を見ながら津波災害の教訓について話しがあり、保健委員長から「今日学んだ震災の教訓をこれからに生かしていきます」とお礼の挨拶がありました。
東海地震、東南海地震、南海地震の今後30年以内の発生確率がかなり高いと言われ、私たちはいつ地震災害が起こるか分からない日本列島で暮しています。震災の教訓に学び、「自分や家族、人のいのちや安全を守る防災、減災」について学ぶ貴重な機会になりました。
17:55
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