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2018/07/31

夏季研修~AED・特別支援教育

| by 校長
  昨日の午後、ノー部活デーに職員研修の2回目、AED研修と特別支援研修を行いました。前半のAED研修では、保健指導部の先生が中心となってDVDを視聴して心肺蘇生法とAEDの手順を確認し、各学年に分かれて教師全員が人形とAEDを使って、119番通報とAEDの手配を協力者にお願いし、胸骨圧迫を30回、AEDをメッセージに従って使用する練習を行いました。万が一、生徒が心肺蘇生が必要になった時に適切な処置を行えるよう、大切な命を救う重要な研修です。そして、今、最も危険性の高い熱中症の症状に対する処置についてもDVDで再度確認しました。
 
 
 後半は、毎週木曜日本校に通級指導で来校されている多田中学校の中村あおゐ教諭に「生徒理解~特別支援の観点から~」について講演していただきました。知的障害やLD(限局性学習症)・ASD(自閉スペクトラム症)・ADHD(注意欠如・多動症)の発達障害について説明があり、教師が様々な難解な単語や文章を限られた時間内で視写したり、外来語を日本語やジェスチャーで人に伝えるなど、発達障害の子どもの気持ちやしんどさを疑似体験する活動を行いました。普段は教えている立場の教師ができない、わからない子どもの気持ちを理解する貴重な経験でした。『「困った子」は「困っている子」なのでは?』という問いを教師がもち、子どものつまづきに対して、まず「何でかな?」とその要因を考え、その要因が分かれば「どうしていけばいいのか」という手立てが見えてくる例について分かりやすく具体的に説明されました。
 今回の研修を通して、改めて学習面や人間関係などで気になる子、しんどい思いをしている子について振り返り、「なぜなのか」その要因を考え、「どうやればできるようになるか」手立てを工夫していくことの大切さを学びました。すべての子どもたちが「できた、わかった」という成功体験を積み重ねていけるように、自分に自信や自己肯定感・自尊感情を育んでいけるように、2学期の取り組みに活かしていきたいと思います。
 
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