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2015/03/13

「後始末」

| by 校長
 3年生が卒業した後の校舎、教室・廊下・トイレ・手洗い場などを3年生の先生方が、補修されています。頑固な汚れ取り、壁のペンキ塗り、小さな穴やひび割れの補修などです。卒業前に生徒全員で大掃除できれいにしましたが、その後の総仕上げをされているのです。今の2年生が4月に3年生になり、新しい教室で気持ちよく、新学年がスタートできるようにとの心配りです。
 善いことは、人の見ていないとことでしなさい(ユダヤ)・陰徳を積む(日本)のように、善いと思うことは、人前で故意に見せびらかしたり、自分を褒めてもらうためにするものではありませんが、あえて、先生方が誰もいなくなった校舎をペンキに服を汚しながらも作業されていることを紹介します。新しい教室、廊下、トイレがきれいだなと感じたら、それを当たり前だと思わず、誰かの手が入っていることに気づき、感謝できる人で在って下さい。
 「後始末」という言葉があります。物事は始めるよりも、終わらせる事のほうが難しく、大切であると言い続けていますが、事が終わった後、卒業して子どもたちがいなくなった後を、大切に先生方がされていると言うことです。

 「“先”のことばかりに目がいって、”後”は目に入れようとしないのは、まさに”始末”に負えない」

 
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