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2018/10/10

今日の道徳

| by 校長
 本日1校時、各学年の道徳の授業を参観しました。
 1年生は教科書「あすを生きる」の中の『オーロラ-光のカーテン』です。オーロラの写真や映像を見ながら、毎年のようにカナダにオーロラを見に訪れる筆者がオーロラの美しさや神秘さ、迫力に言葉を失うほど感動している姿にふれて、「自然に対する畏敬の念や感動する心」について考える授業でした。
 
 2年生は兵庫県版道徳副読本「心かがやく」から『ひとすじの道ー城ノブ」です。大正から昭和にかけて不幸で辛い思いをしている女性たちを救うために神戸婦人同情会(相談に来た人は五万余名、収容者七千名)を設立して懸命に活動を行い、女性たちを自立へと導くために力を尽くした主人公城ノブの生き方、考え方に学ぶ授業でした。
   
 3年生は「私たちの道徳」から『帰郷』です。東京で一人暮らしをし俳優としてやっと30代で食べていけるようになった時に、女手一つで自分を育ててくれた母が病院に運ばれたと連絡が入り、久しぶりに帰郷した主人公が、母を東京へ連れて帰ろうとする気持ちと、この町で生きることを望む母、自分や母を支えてくれていた、これからも支えようとする老夫婦や多くの人々の優しさやぬくもりにふれ、自分を見つめ直すことを考える授業でした。
  
    筆者や主人公の気持ちを自分で考えながら、また仲間と話し合いながらワークシートに考えを記入し、発表したり、意見を交流していました。道徳の授業は、「人の考え方や生き方、行いに学ぶ」ことを通して、自分を見つめ直し、より良い生き方を考えていくこと、そして『帰郷」のように「自分だったらどうするんだろう?」と「他人ごと」ではなく「自分ごと」として心の中で葛藤しながら考えてみる、それを議論する中で、答えの簡単に出ない「大切なことは何なのか」を生徒たち自身が考えていくことが大切な学習だと考えています。
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