運動会で、保護者会から記念品の縄跳びをもらった4歳児。
「縄跳びで遊ぼう」と教師が言うと「先生、まだ縄跳び、跳べないねん…」と、しょんぼりした表情でそう応える子どもが多く、“縄跳び・・・まだできない 難しそう”と思っているのだなぁと感じたので、まずは縄自体に慣れて、縄を使って遊ぶことが楽しいと思えるような遊びをすることにしました。
いつものコーンリレーのバトンを今日は縄跳びに変えて、遊びました。すっかり慣れた遊びなので、どんどん走り、みんな笑顔で楽しみました。
たくさん走った後「つぎは、ちょっと違うようにしよう。縄跳びを手で持たないで、そして体から離さないで、コーンリレーをしたいと思うんだけど、いいやりかたあるかな」と教師が言うと、みんな色々考えて、「肩にかける」「頭に載せる」など、工夫してコーンリレーが再開しました。
中には、足首に載せる子どもや
肩に載せる子ども、首の後ろのスモックに挟み込む子どもも。
友達のやり方を真似たり、自分で新しい運び方を考えたりして、またコーンリレーを楽しみました。
縄自体に親しむことで、縄で遊ぶことが大好きになるといいなぁ!と思うので、“跳ぶ”だけではなく、これからもいろいろな遊び方を楽しんでいきたいと思います。
好きな遊びが終わって片付けをする時、おもちゃを洗い終わると、タライの水を数名の子ども達が力を合わせて流し、タライに残った砂を砂場に戻していました。
「もう(砂は)全部出た?」「(タライをのぞいて)まだまだ」「もう一回ドンドンしよう」(タライを伏せて底を手でドンドンして内側の砂を落とす)「もう出たかな?」「まだだねー」「なかなかやな!」「なかなかや!」「よし!もう1回しよう」・・・と、なんだか楽しそうに、何度もタライの内側をのぞき込んで砂を落としていました。
砂場の片付けを、自分達のこととして最後まで丁寧にしようとするところ、一緒に片付けている友達と、お互いに納得して片付け終わろうとしているところ、「まだかな?」「まだだね」「もう1回」を繰り返し、楽しそうなところが、本当に素敵だなと思いました。