今年も何回かに分けて、STの先生にご指導をいただき、摂食指導相談を行っています。
摂食のポイントは、「食べさせることから 食べることへの援助へ」とあります。
例えば、飲み込みやすくするための配慮として、配慮食があります。本校では特別食として、子どもたちの食べる機能の発達を促すために、食品の「大きさ」「味」「硬さ・軟らかさ」「粘性」「なめらかさ」などを、発達段階に応じて仕上げています。誤嚥(ごえん)を防ぎ、食べやすく、飲み込みやすくするために毎日、給食(栄養教諭の指導のもと)担当の職員で行っています。食事指導を行う場合、例えば下記の注意点に配慮しながら行っています。
・姿勢保持に努め、リラックスした食べやすい姿勢を保つ。 ・スプーンの大きさ・形を児童生徒に応じたものや持ち手に注意する。 ・児童生徒の状態にあわせ、ペースが速くならないようにする。 ・窒息、誤嚥に注意する。 ・食形態はおかゆ、パンは牛乳浸し、おかずは咀嚼の練習に適した食もとりいれる。 ・食事指導はローテーションで行い、いろいろな人と食べる機会を作る。
これらは、一例にしかすぎません。すべての子どもたちの状態に合わせた食事の摂取の方法を考え、保護者とも連携を図りながら取り組んでいます。
食べることは、とても重要なことで生きることに直結します。楽しく、コミュニケーションを図りながら、今後も安全面に配慮し、食事指導を行っていきます。