特別支援学校や特別支援学級には、自立活動という教育活動があります。自立活動とは、個々の児童生徒が自立を目指し、障がいによる学習上又は生活上の困難を主体的に改善・克服しようとする取り組みを促す教育活動です。個々の児童生徒の障がいの状態や特性及び心身の発達の段階等に即して指導を行うことが基本であるため、自立活動の指導に当たっては、個々の児童生徒の的確な実態把握に基づき、指導すべき課題を明確にすることによって、個別に指導目標や具体的な指導内容を定めた個別の指導計画が作成し取り組んでいます。
本校では、「からだ」「うごく」「みる・きく」「こころ」「ことば・かず」「たべる」「生活」として取り組んでいます。
説明が長くなりましたが、1つの授業で個々の取り組みが違い、様々でクラス・学部によっていろんな授業を行っています。ほんの一部ですが紹介します。
【小学部】
足形をとる作業をしていました。足に絵の具を塗る子、自分で容器に入って絵具を付ける子と様々です。また、足形をとるのに自力歩行できる子、補助がいる子、歩行装具を使って歩く子と様々です。
この作品が何になるか楽しみです。
【中学部】
一部ですが、数学と国語をしていました。数学は平均、国語は日記を書く学習をしていました。
【高等部】
川養の大きな行事の一つ、わくわくサタデーという保護者と一緒にゲームなどをして楽しむ行事の、魚釣りの練習をしていました。釣り竿は、それぞれオーダーメイド。個々の手の動きや持ちやすさを考え、作られた竿を使っています。
これからも、個に応じた「学び」を考え、我々教職員も学び続けていきたいと思います。