1学期が終わるにあたって、終業式で生徒におくったメッセージです。生徒たちに今、おくりたいメッセージとして、目にとまりました。
この1学期間、様々な場面で、がんばり、くやしい思いをしたあなたに・・・。
以前生徒におくったメッセージ「さ、ひっくり返そう」。 昨日のメッセージのテーマは「さ、洗い流そ」です。
絶対に勝つ。
そう言い聞かせて、血のにじむような努力を重ねてきた。
負ける気が全くしない。
自信にあふれかえっていた。
それでも敗れるときはある。
敗北とは無常なものだ。
でも、本当の勝負はそこから始まる。
この敗北と向き合い、受け止め、
糧にして、次の勝負へ向かっていく。
さ、洗い流そ。人生は長い。
いつだって挽回できる。
「あの時負けてよかった」
そう思えるその日のために。
勝負の相手は人それぞれです。今学期、特に3年生にとっては中学校生活最後の勝負がたくさんありました。部活動・・・運動系の部活動は3年生にとって大きな大会がありました。文化系の部活動はコンクールや文化行事に向けて、最後の取組を今、まさに展開していると思います。学校外で様々な活動をしている人もそこで勝負しているかもしれない。また、勉強で自分自身と勝負している人は、通知表を見て、「努力が報われた、報われなかった」と感じているかもしれない。
どの勝負も、がんばった人ほど、負けると悔しい。でも、その悔しさはとても大切な経験です。 くやしさは、若いあなたたちが成長するには絶対に必要です。差が出るのはそこから。その悔しさをばねに立ち上がれるかどうかです。
この1学期、勝負に負けたと感じている人、悔しい思いをした人、「さ、洗い流して」ください。
「あの時、負けてよかった」と言える日を迎えるために・・・。
それでは2学期、元気な皆さんの姿を見ることを楽しみにしています。
よい夏休みを・・・。