早いもので、４月の始業式から４か月が過ぎようとしています。昨日は１学期終業式でした。

この１学期、私にとっても久しぶりの中学校現場であるということもあってか、日々心配事の多い４か月間でした。「毎日、生徒が元気に登校してくるだろうか。」「学校の中で生徒がけがをしないだろうか。」「先生たちが身体を壊さず、元気に出勤してくるだろうか。」「過ごしやすい学校にするには・・。」数え上げればきりがないほど考えることが多くありました。

  でも、その心配の数に負けないぐらい、うれしかったこと、「ありがとう」と言いたくなるような場面も多くありました。

学校に来て、笑顔で「おはようございます」「こんにちは」と言ってくれる子がこの学校にはすごく多かったこと」「重い荷物をもって歩いていたら、『僕たちがもちます』『私たちがもちます』と、よく気がついて声をかけてくるる生徒がいたこと」「校内を見てまわっている時、真剣な表情で先生の授業に集中している生徒たちの様子をみた時」「あいさつ運動や全校集会、各専門部の取組・・生徒会を中心に学校のために取り組んでくれている生徒の姿を感じた時」「本当はみんなでわいわい楽しく食べたい昼食。でも感染症対策のことをちゃんと理解して静かにルールを守って食べている生徒たちの様子を見た時」、

　部活動では楽しそうに物を作って作品を見せにきてくれたり、敷地内に響く熱を感じる演奏がきこえてきたり・・。

　また、運動系では大会に挑む真剣な態度、悔し涙を見ることもありました。一生懸命に取り組んだからこそ見ることができる光景だったと思います。普段、顧問の先生を中心に取り組み積み上げてきたこと・・・当日に大会でプレーを見せてもらうことしかできなかった私でも、心の中が熱くなりました。

「ありがとう」と言いたくなる場面をあげだすときりがありません。学期の終わりを迎えるにあたり、こんなにたくさんの素敵な思いを届けてくれた生徒たちや、いつもご理解いただき、支えてくださっている保護者の皆様、地域の皆様に、感謝申し上げます。

　今日からはチャイムはなりません。1時間目、2時間目という時間割は自分で決めることになります。みなさんは今、決まった時間に起きて、準備をし、登校しています。学校に来れば時間割があり、まわりの流れにあわせていれば規則正しい生活が送れます。年度が始まり、最初は努力がいったものの、次第にそのリズムに慣れ、今は特に努力と思わず、朝決まった時間に目が覚め、登校できている人がほとんどではないかと思います。でも今日からは、そのチャイムを自分でならさないといけません。

　３７日。ずいぶんとたくさんの時間があるので、目標をもち、何かやり続けることができれば、そのやり続けた成果が出ることに間違いありません。まずは３７日後の自分を想像して、「どんな姿になっていたいか」考えてください。それが夏休みの目標となります。「どんな姿になっていたいか」「２学期をどんな姿で迎えたいか」イメージすることから初めてください。