今日の給食

2024年5月の記事一覧

令和6年5月17日(金)の給食

揚げ餃子

中華きゅうり

みそラーメン

白飯

牛乳

 

 

給食の献立では、必ず、麺類にもご飯を組み合わせます。食事の内容が炭水化物に偏っているという意見がありますが、この組み合わせにはわけがあります。

麺類だけで一食分の主食をまかなうことができる麺が入る丼のような食器がないので、ご飯と麺類を合せて主食に見合う分量となるように計算されています。つまり、ご飯と麺類をあわせて主食ということです。

 

令和6年5月16日(木)の給食

和風ハンバーグ

ひじきサラダ

けんちん汁

白飯

牛乳

 

 

今日のハンバーグは朝早くから給食センターで材料をこねて手作りしました。

川西の中学校給食センターでつくるハンバーグはつなぎの野菜などは少なめで、肉の割合を多くしています。肉の割合が多いと、硬めで焼き上がりは小さくなります。これは、たんぱく質が加熱により、変化したからです。調理とは化学反応の連続です。今日のハンバーグには甘辛い餡(あん)をかけました。

令和6年5月15日(水)の給食

クーブイリチー

麩チャンプル

アーサー汁

エコ昆布

白飯

牛乳

 

 

今日は、沖縄が日本に返還された記念日です。沖縄は海に囲まれているので、アーサー汁のように海藻類を使った料理が多いのが特徴です。その他にも豚肉をよく使います。

クーブイリチーは沖縄の郷土料理で「クーブ」は昆布、「イリチー」は炒め物のことを指します。様々な「イリチー」の中でも、お祝い事のある日に作られたのが「クーブイリチー」です。昆布と「よろこぶ」をかけて祝い事に欠かせない料理となっています。

令和6年5月14日(火)の給食

鯖のしょうが煮

きゃべつの磯香和え

豚汁

白飯

牛乳

 

 

世界中でも香辛料として親しまれている生姜は、地下茎を食用としています。日本へは、3世紀前後に中国から伝わったとされ、栽培は平安時代から始まったのではないかと言われています。

辛味の主成分はジンゲロールといい、加熱することでショウガオールに変化します。どちらも体を温める効果があり、風邪のひき始めにも有効です。料理で使う場合は、魚や肉の臭みを取ったり、抗菌作用もあるため、下味としてもよく使われます。

令和6年5月13日(月)の給食

豚肉のマリネ

ツナサラダ

ソイシチュー

白飯

牛乳

 

今日のマリネやサラダの味つけに酢が使われています。米や穀物を麹(こうじ)菌や酵母(こうぼ)の力で酒にし、そこに酢酸(さくさん)菌を加えると、アルコールが酢酸に分解されます。これが酢です。

酢は素早くエネルギーに変わるので疲労回復効果があります。また、強い酸性で、雑菌が繁殖しにくく、食物の保存性を高めるので、昔から和食、洋食を問わず、酢漬けや酢締めが保存食として活躍しています。

令和6年5月10日(金)の給食

がんもどきの含め煮

きゃべつの鶏そぼろ煮

さつき汁

白飯

牛乳

 

 

さつき汁にはこの時期に旬を迎えるふきが入っています。ふきは古くから食べられてきた日本原産の山菜です。春になると全国の山野で見られます。ほとんどの部分が食用可能で、特につぼみは「ふきのとう」と呼ばれる春の山菜の代表格として知られています。

日本原産種であるふきは、古くから春の山菜として親しまれてきました。平安時代には、すでに野菜の一種として栽培されていたという記録も残っています。

令和6年5月9日(木)の給食

豚肉の角煮

もやしの和え物

すまし汁

白飯

牛乳

 

 

だしとは、天然素材からうま味を抽出させた液体のことです。うま味は甘味、苦味、塩味、酸味に並ぶ基本の味のひとつで料理のおいしさを生む大切な役割を果たしています。

代表的なうま味の物質はグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸があります。これらのうま味物質は単独で使うよりも、複数を組み合わせることでうま味が飛躍的に強くなることが知られており、これを「うま味の相乗効果」と呼びます。今日は、昆布のグルタミン酸、けずりぶしのイノシン酸の相乗効果をすまし汁で味わい、確かめてみてください。

令和6年5月8日(水)の給食

タッティギム

きゅうりナムル

わかめスープ

白飯

牛乳

 

川西市の給食は和食を中心に献立をつくっていますが、気候風土が米の栽培に適しており、米(ご飯)を主食とするアジア諸国の料理を給食献立にとりいれることも多いです。同じように米を主食とする国でも、ナムルやキムチなどをご飯にまぜて食べたり、マーボー豆腐などおかずをご飯にのせて食べるなど、その食べ方は様々です。

白飯とおかずをかわるがわる口に運んで食べる食べ方(口中調味)は日本独特の食べ方です。

令和6年5月7日(火)の給食

そぼろ煮

きゃべつのおかか和え

いわし団子汁

白飯

牛乳

 

 

今日のいわし団子汁には八丁みそも使っています。八丁みそとは、現在の愛知県岡崎市の八帖町(はっちょうちょう)で、江戸時代初期から作られてきた豆みそのことです。八帖町は、岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離にあったので、つけられた地名です。ここが豆みそ発祥の地であるため、そのままみその名前になったとされます。

江戸時代からこの地域は、水陸交通が発達しており、川を船で渡って原料の調達やみその出荷が容易であったことや良質な水に恵まれていたことが、八丁みそ作りが盛んになった理由です。

令和6年5月2日(木)の給食

かつおの新玉ソース

たけのこの土佐煮

かきたま汁

豆ごはん

かしわもち

牛乳

 

 

鰹節は鰹の身の部分を乾燥させたもので、世界一硬い食べ物です。鰹節菌というカビの一種を表面に生えさせると、このカビが水分をどんどん吸い取ります。食べ物を乾燥させると保存ができるので、冷蔵庫がない江戸時代に鰹節菌で乾燥させる製法が生み出されました。また、鰹節菌が生えるとうまみ成分が増える効果もあります。このように、鰹節は日本人の知恵の結晶で世界に誇れる食べ物です。しかし、今はうま味調味料に押されて鰹節でダシをとることは少なくなっています。和食を支える鰹節を次世代に伝承するのはわたしたちの使命です。


         中2国語 世界に誇る伝統食~鰹節~ 小泉 武夫著より