学期はじめは何かと忙しい教室です。クラスで決めないといけないことが目白押しです。自分たちで考えて決めていくのが学びの場です。もめて当たり前、意見の相違をどうやって合意にたどり着くのか、それが今の社会を生きる大人にとっても大きな問題です。世界に目を向けるとそう思います。教科書ではない、問題集でもない体験を通した学びです。
6年生の席替え。文句の言いようのないくじ引きでした。でも、どうしてくじ引きなのでしょう?「誰が近くでもいいよ」「それなりにうまくやるから」という合意があるのでしょうか。みんな大好き、とはなかなかいかないけれど、でもお互いを尊重しながら生活する知恵がありそうです。さて、どんな話があったのでしょうか?
さて、5年生。
先生は、離れて見ています。グループごとに、自然学校での活動内容を検討しています。子どもたちだけで、会議が進んでいきます。ここでも穏やかに話が進んでいるようです。先生の表情がその状況を物語っていました。子どもたちの自律を心配する大人ですが、実はそんな心配はせずに、子どもたちに任せる度胸が必要なのかもしれません。