グランドも雨ばかりで誰も使えません。静かな学校です。念のためグランドの見回りをしているとおもしろいものをまたまた見つけてしまいました。
場所はグランドの隅にある建物の横です。地面が土というよりも砂に近い状態の中でもひときわきれいで粒ぞろいの砂が積みあがっていたのでした。「これは何だ?」としゃがんで観察していると、小さな黒い生き物がちょこちょこと動いていることに気がつきました。
結構大きめのアリです。よく見ると地面から出てきています。そこに巣があるのでしょう。もっと拡大してみます。
穴の中から大きなあごで砂をくわえて出てきた瞬間です。これを捨てていたのが最初に見つけて砂の山だったわけです。あれだけの砂を巣の中から運び出すために、アリたちが一生懸命に動き回っているのでした。調べてみるとこのアリは『クロオオアリ』という種類です。結構見かける大きなアリです。子どもたちのいない学校ですが、生き物は今日も元気に生きていることがわかりました。