いきなり問題です。
この植物は何でしょう。もちろん学校で上手に生きている植物です。みんな絶対見ています。
(ヒント)ぎょうざの餡(あん:中の具のこと)に刻んで入れるあれとは違います。
正解はぎょうざに入れる『ニラ』ではありません。
校舎東側擁壁横に青々と葉を茂らせています。茶色い世界に鮮やかな緑色が群生しています。この場所は秋にきれいな白い花が咲いていたところです。『白花曼珠沙華』(シロバナマンジュシャゲ)です。秋に咲いていたというよりも、冬の間に葉をいっぱいに広げ、秋のお彼岸の頃に一斉に咲かせていたのでした。
冬の間に葉を伸ばせば、ほかの植物と競争しないですむのかもしれません。冬の間にじっくりとエネルギーを地下の球根に蓄え、夏は秋の開花に向けてじっと過ごし、時が来れば一気に芽を伸ばす。ということでしょうか。
同じ場所でも季節によって風景は異なります。それを関連づけて想像するのもたのしいものです。今年の秋にはまた白くてきれいな花が見られることでしょう。そのとき、冬には『ニラ』に似た葉っぱが広がっていることを思い出してみてください。そしてできれば、ぎょうざを食べるときにも思い出してください。
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