久しぶりの暖かい日です。子どもたちも外で元気に遊んでいます。寒さに震える日々の中、ホッとできる暖かさです。そんな気持ちで日々過ごしたいなと思う学校の暖(温)かさです。
暖かくなると出てきます。子どもたち待望のあれです。ナノハナの花に集まっていました。小さいのでよくわかりません。拡大するとわかります。
ミツバチです。花の上で一生懸命に動いています。蜜(ミツ)を集めているのでしょう。蜜を集めるハチだから『ミツバチ』、そのままです。そして、色が黒っぽいので、『ニホンミツバチ』なのでしょう。日本の固有種です。そしてよく見ると後ろ足の根元に黄色いかたまりがあります。ミツバチが花粉を足に着けて集めているのです。蜜だけではなく、花粉を集めて巣に持ち帰る。ミツバチは蜜と花粉で生きているようです。
そして人はミツバチが必死に集めた蜜を『ハチミツ』としていただきます。おいしいですが、時々ミツバチを思い出しましょう。
花にはほかにも虫が来ていました。小さくてすばしっこくて嫌われています。
左のハエと右のアブです。金属のような輝きを持つ『キンバエ』、花に集まる『ハナアブ』です。
どちらもナノハナにとってミツバチとともに大切な虫になります。おしべの花粉をめしべにつけてくれるのです。受粉を助ける役に立つ虫たちです。虫にとってもアブラナは食料を得る重要な相手でもあるのでした。
ちょっとあったかい冬の日に、よーく見ると何かが見つかるかもしれません。好奇心と観察力、大いに鍛えましょう。
ちなみに『小春日和』は真冬には使いません。12月ごろの初冬に使う言葉です。真冬にちょっとあったかい日のことは何というのでしょう?冬日和?冬晴れ?春うらら?
ネット検索ではなく、国語辞典を開いてみませんか?