7月11日(月)、先週末から全国的に大きなニュースが流れ、間接的には私たちの生活にも影響があるのですが、学校ホームページとして学校での児童の様子や教育に関する話題のみを掲載させていただきます。
さて、川西市の小学校は給食を各校の給食室で作って提供する自校式ですが、中学校については2学期から給食センターで作られた給食を各校に配送するシステムが導入されます。オープンに先がけて内覧の機会がありましたので、少し紹介します。現在、本校の小学生であっても多くは市内の中学校に進学するので、保護者の方にとっても関心の高いことではないかと思います。
川西市久代にできる川西市中学校給食センターは、和食中心の献立を1日に4100食提供できる設備です。アレルギー対応については、卵・甲殻類だけでなく、特定原材料7品目及び特定原材料に準ずる21品目の対応、除去食、代替食が可能だそうです。
また、給食を提供するだけでなく、市民が食を通して川西の魅力を知る「食育活動の拠点」を目指すとのことです。
食べ物を扱う所なので、衛生管理はもちろんのことながら、アレルゲンが混入しないように人の動きを抑え、食品が移動していくようになっています。
また、大きな鍋やご飯を炊く釜も見せていただきました。蒸気回転釜という大きな機械で自動的に炊飯するシステムは、ちょっと家庭の炊飯のイメージとは違うと思います。最大4100食を提供するとなると近代的な設備は、まるで工場か宇宙ステーションのようでした。ここで、毎日約50人の方々が調理にあたられるそうです。
また、鍋の外側が熱くならない構造で、エネルギーの効率化とやけどなどの事故の防止にも役立っているそうです。水道の蛇口をひねる(表現が古い!)のも、手だけでなく足のペダル操作でも可能と、実際に調理される方の目線で考えられているそうです。
調理だけでなく、配送や食器の回収、センターからの運搬経路なども工夫されているとのことでした。本格的に稼働したのち、見学や利用のチャンスがありましたら、是非どうぞ!